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2020 極私的映画・テレビドラマ ベスト10
今年は家でもPCの前に座っている時間が長かったなあ。
元々、劇場よりも、レンタルDVDや映画専用チャンネル(ケーブルテレビ)で映画を鑑賞しているのだが、今や供給側も映画とテレビドラマの境がどんどん曖昧になっている。テレビドラマとして公開されたものを再編集して劇場公開された作品も増えているし。Netflixなんて最初から境がない。
そんな中、今年観た映画・テレビドラマは64作品。
うち映画館で観たのは15作品。ほか、Amazonプライム24作品。Netflix16作品。Disneyプラス2作品。地上波4作品。ケーブルTV2作品。ケーブルTV入れるとサブスクに4つも入っているけど、そのチャンネルでしか観れない作品もあるから整理が難しい・・・。
そういえば、ライブや演劇は今後デジタル化がマストになるのだろうか。地方に住むものにとっては歓迎だが・・・。そのあたりも含め、今後ますますエンタメの境界が曖昧になっていくのかも。
というわけで、自分メモ的に2020 極私的映画・テレイビドラマベスト10。
1)ミッドサマー(T・ジョイ博多)
アリ・アスター監督作品。前作「ヘリデタリー」を予習的に視聴してから劇場へ足を運び、この狂気の世界を堪能した。陽気なのに気持ち悪い、おぞましいのに高揚感に包まれる、という奇異な作品。細部まで目配せせれた完成度の高さが素晴らしかった。
2)透明人間(宮崎キネマ館)
リー・ワネル監督作品。全然期待してなかった分(何となく前評判が良さげではあった)、予想を遥かに超えて楽しめた。使い古された元ネタでも料理の仕方でこんなにも面白くなるのだな。映画の可能性って無限。
3)パラサイト 半地下の家族(宮崎キネマ館)
ポン・ジュノ監督作品。今年はエンタメ界で韓国が大躍進した1年だったけどその象徴のようなアカデミー作品賞受賞。長年にわたって良作をつくり続けてきた監督の到達点。
4)TENET(宮崎セントラルシネマ)
クリストファー・ノーラン監督作品。辻褄合わせも含め、大画面でアクション映画を観ることができる幸せを再確認できた。にしても、劇場で連続して2回観たのは久しぶりだったなあ。
5)梨泰院クラス(Netflix)
韓国ドラマで最初にハマったのはみんな大好き「愛の不時着」。それはそれで楽しんだのだが、キャラクターの力で圧倒されたのがこちら。キム・ダミ演じる「チョ・イソ」の魅力が爆発してる。最初ちっともかわいく見えないのが、後半たまらなく愛おしくなる。
6)君は総理大臣になれないのか(宮崎キネマ館)
大島新 監督作品。ドキュメンタリー。個人の魅力と政治家としての魅力は全く違うのだな、ということを突きつけてくる映像。本作では権力側の悪役的に描かれる平井卓也氏が今やデジタル担当大臣として脚光を浴びているのはなんとも皮肉的。
7)ジョン・ウィック(シリーズ3作品)(Amazonプライム)
チャド・スタエルスキ監督作品。リアルなアクション描写が強烈なジョン・ウィックシリーズ。心の中で「ひゃっふー!」と快哉を叫びながら鑑賞。2歳年上のキアヌ・リーブスの重厚なアクションに魅せられた。
8)マンダロリアン(シーズン1,2)(Disney +)
ジョン・ファブロー製作総指揮作品。スターウォーズも楽しいシリーズと残念なシリーズがあるけれど、これは圧倒的な前者。ああ、これぞスターウォーズ。テレビでここまでやれるのに映画は・・・。デイブ・フェローニの監督作を見たら「クローンウォーズ」は見なくてはいけないと確認。
9)82年生まれ、キム・ジヨン(キネマ館)
キム・ドヨン監督作品。原作よりもソフトに描いてあるからこその絶望もあり、また希望もある。友人たちと一緒に見にいき、語り合うという面白い体験もした。ジェンダー論に対する自分の姿勢も大きく変わったと思う。
10)MIU404(TBS)
主演のふたりの魅力を最大限に引き出す野木亜紀子脚本。得田真裕の音楽といい、塚原あゆ子らの演出といい、コロナ禍でしんどい時期にいち早くワクワク感を届けてくれた。思わずファンブックまで買ってしまった。
ベスト10は以上。来年もいろいろ楽しく鑑賞していきたい。
年末から、亡くなったショーン・コネリーを偲んで007シリーズを見直し始めてる。公開延期が続いているダニエル・クレイグ版の最新作の公開までに(いつになるのか)全作見直すのが目標。
近年の韓国映画は豊作なので、来年にもまた期待。韓国ドラマの実力を再認識したけど1話が長いのが難点(60分以上ある)。アメリカのドラマももう少し楽しみたい。
そして来年の楽しみは「シン・ウルトラマン」!
これは絶対観なくては!
<とはいえ、2020に見逃した映画も多数。以下、見逃し作メモ>
・フォードvsフェラーリ
・海辺の映画館
・羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)
・ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語
・レ・ミゼラブル
・ブルータル・ジャスティス
・ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー
・ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒
・37セカンズ
・佐々木・イン・マイマイン
・アルプススタンドのはしの方
・ハーレイ・クインの華麗なる覚醒
・ホテル・ムンバイ
・ウルフ・ウォーカー
・ハスラーズ
・幸せへのまわり道
・ボーダー 二つの世界
・スパイの妻
・朝が来る