アトロク映画祭2024(大阪190日目)
今回はいつにも増してマニアックな内容であることを予告しておく。
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欠かさず、とはまではいかないけれど、かなり高い頻度で聴いているラジオ番組がTBSラジオの「アフター6ジャンクション2(通称アトロク2)」である。残念ながら現在は関東ローカルネットだが、ポッドキャストでその一部分を聴くことができる。*有料radikoに入ればフルで聴けるのだが・・・
ちなみにどんな番組かというと・・・
2018年に番組が始まった当初から、まあまあ熱心に聴いている。番組名の末尾にある「2」は元々は付いていなくて、2023年10月から時間帯・放送曜日の変更があった際に付けられたもの。実際、内容はアップデートされつつ、基本的な部分は曜日パートナーの顔ぶれ含め変わっていない。
そもそも「アフター6」という名称は18:00-21:00という放送枠からのネーミングであり、今は22:00-23:50なので、アフター6の「2」というネーミングにはその継承という意味が込められている。
この番組、いろんなカルチャーの新作情報や面白がり方を多角的な視点で教えてくれるので、その全部が好きなのだが、なんだかんだで木曜日の名物コーナー「週間映画時評 MOVIE WATCHMEN」はもうたまらなく大好き。
毎週1本、ガチャで当たった映画を見て番組パーソナリティーの宇多丸さん(ヒップホップグループ:RHMESTERのラップ担当)が批評するコーナーで、毎週とてもとても楽しみにしている(たぶん、一度も欠かさず聴いている)。そもそも「アフター6ジャンクション」の前身となる番組「ウィークエンドシャッフル」でも、ほぼ同じ内容の「ザ・シネマハスラー」という名物企画があり、その時代からのファンなのだ。
この映画批評の何が面白いって、宇多丸さんの映画を観る視点が、極めて的確なところで、面白い映画の何がどう面白くて、つまらない作品の何がどうしてつまらないかをとてもロジカルに言語化し、解説してくれる。密かに映画界のナンシー関だと思っている。
もちろん、ぼくにはぼくの好みがあるので、宇多丸さんが面白いと言った映画が必ずしも面白いわけではない。そこは嗜好の違い。逆にダメ出しされた映画って、それはやっぱりダメなところが確実にあって、そういうのを聴くと「だからつまんなかったのか」と安心したりもするw
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さて。そのアトロクは、たまーにリスナー向けに試写会などのイベントを開催しているのだが、前々から参加したいと思っていたのが「アトロク映画祭」。宇多丸さんがチョイスした映画をリスナーと一緒に見るというもの。
いかんせん、わざわざ東京まで映画を見にいくことはハードルが高く、今まで参加しようと思ったことすらなかった。
ところが、先月に公表された「アトロク映画祭2024」は、事前告知の段階で脊髄反射的に参加を決意した。それは上映方法と上映作品が最&高だったから。
・上映方法:IMAXレーザーGT
ものすごく雑に言えば、IMAX上映の日本最高峰
・上映作品
1本目:「ストップメイキングセンス 4Kレストア版」
1985年日本公開。ジョナサン・デミ監督作
2本目:「NOPE」
2022年日本公開。ジョーダン・ピール監督作
いやー神ですかあなたは。
映画好きなら、このラインナップは外せない。
同じように楽しみにしていたリスナーが多かったようで、500席分が14分で完売したというプレミアチケットとなったようだ。
チケット争奪戦は熾烈を極め、自分もやっとこさかなり前方の席をギリギリで取れた(予約サイトにアクセスができずに焦った)。ただでさえ大きい(日本一の大きさ)スクリーンを下から仰ぎ見る感じになったのだが、結果的に、それはそれで相当な迫力があり、特に2作目の「NOPE」は映画の内容とも合っていて、震えるほど感動的だった。
さらに前方の席だからこそ、映画の上映前後で行われた宇多丸さん・曜日パートナーであるTBSアナウンサーたちとのトークショーをすぐ目の前で見ることができたのは感動ものだったし、番組オフィシャルTシャツを着て行ったら、宇多丸さんから「そちらの方(ぼく)はオフィシャルグッグを着ていただいて。ありがとうございます」と言ってもらって、ファンとしてはワーキャーなテンションになったりもした。
ああ。今日のnoteは、書けば書くほど自分のハマリさん具合がダダ漏れしてしている気がするのでこの辺で。
とにかく超絶至福な夜だったという話です。
(追記)
公式インスタから。
私はどこに?
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