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仕事は楽しい、について話した(大阪202日目)

某大学にてキャリアプランについて話をしてきた。

自分はキャリアコンサルじゃないので、専門的なことを話せるわけじゃないけど、たまたま学生が学ぶ専門課程に近い仕事をしたことがあり、業界のことが比較的わかっているということで呼ばれるようになった。
今年で3年目。

幸いにして、毎年学生から熱量高めのレポートを貰っているので、伝えたいことは伝わっているかと思う。

90分の講義で伝えているのは、「仕事は楽しい」ということ。

もちろん、厳しさ・辛さもセットでついてくるけど、自分の成長が感じられたり、誰かの役に立っていることが実感できたり、自分の得意なことを仕事で活かせたりすると、楽しいとしか言いようがない感情がわいてくる。

そういう未来に向けて、自分の興味・関心事から「学び」を広げ深めて、より良い学校生活を送ってほしい、というエールを送っている。



以前、県庁の新人職員たちに同じような話をする機会があったのだけれど、彼らからは「いやー全然楽しくない」「むしろしんどい」という反応があった。確か、入庁して半年を経過したぐらいのタイミングで。

自分はその時、サッカーに例えて
「ゲームメイクはおろか、ルールも十分には理解できず、ドリブルやパスも上手くやれない状況では、なかなかサッカーを楽しいとは思えないのかもしれない。今はサッカーができる身体(土台)を作っている段階。そのうち、自分のパスが繋がって得点できたり、相手のシュートを防ぐような経験をすることで、本当に楽しくなるから。今は目の前のことを頑張って」と答えた。

それはそれで一つの説明だったと思う。
でも、今なら、もう一言付け加える。

「でもね。それまでサッカーのサの字も知らなかったのに、今はサッカーチームに入っていて、仲間と一緒にボールを蹴っている。そんなシンプルなことの中にも、きっと楽しいって感情ってあるんじゃないかなー」

どんな仕事も「ワクワク」「ドキドキ」ばかりで過ごせることはなくて、クレーム受けたり、理不尽なことをやらされたり、物事が良き方向に進まなかったり、何かとストレスなことは多いもの。

それでも、日々の工夫を怠らず、あったらいいなと思う未来に向けて努力することだけでも、トータルでは気持ちはポジティブに向かうし、その過程には「楽しい」という感情がちゃんとある・・・んじゃないかなあ。



余談だけど、講義の途中、話の流れで自分の年齢を話題に出して、こんな歳でも色々学んでいるんだ的な話をした際「そういえば今日誕生日なんだけどね・・・」って付け加えたら、学生全員が「わー!」って大拍手をしてくれた。

びっくりしたし、ちょっと照れくさかったw 
みんな素直で良い子。
58歳の良いスタートになったよ。ありがとう。


パンも目玉焼も焼きすぎた
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