子どもの自己肯定感を高めるために親はどんな言葉をかけたらいいか?
自己肯定感が高いとどんな利点があるか?
まず自己肯定感とは何か?というと
「自分を自分で認めてあげること、自分は価値があると人間だ思えること」です。
自己肯定感が高いと何にでも挑戦する気になるし、失敗してもそれを経験として立ち直ることが出来ます。
自己肯定感はいつ生まれるか?
親の言葉かけ一つで子どもの自己肯定感が下がってしまう
自己肯定感は生まれつき持っているものではなく、性格で決まっているものではありません。
2~3歳頃に自我が芽生えた頃に、他人と自分の境界線が出来、
自分を意識できるようになってから持てるようになり、少しずつ育っていきます。
その頃に親や周りの人間に「○○ちゃんはだめだね」と否定的な言葉をかけられると、自分はだめな人間だということを植え付けられてしまいます。
子どもの自己肯定感を育てるには
何でもかんでも褒めろというわけではありませんし、
いけないことは「いけない」とちゃんと注意するのも大切ですが、子どもの人格を否定するような叱り方をすると子どもの自己肯定感は低くなります。
特に親にどう思われているかというのは、大きな要素です。
つまり子どもの自己肯定感をどう育てるかは親の言葉かけ次第です。
親子のコミュニケーションを意識した言葉かけをすることで、子どもの自己肯定感は育ちます。
自己肯定感が低いとどう考えるか
自己肯定感が低いのは子どもばかりではない
自己肯定感が低いと、他人と自分を比べてしまいます。
また自分のことより人のことが気になり「人に自分がどう見られているか」が判断の基準になります。
これにより我慢をして自分の意見を飲み込んだり、助けて欲しいときに自分一人で我慢しストレスをためることになります。
保護者面談をしていると、家族のことでストレスを受けているお母さんが来られることがあります。
「こどもが勉強しない」
「言うことを聞かず反抗する」
というのはもちろんですが、
「自分は働いて子育てをしているのに誰も手伝ってくれない」
「家族が話を聴いてくれない」
「自分のことはあと回しにして家のことをしているのに誰も感謝してくれない」
というものです。
「認められたい」「愛されたい」というのは当たり前の感情です。
お母さんだから我慢しなければならないのではありませんし、やれないことは手伝ってもらえばいいと思います。
うまくその気持ちを人に伝える方法を学べばいいのだと思います。
このようなことも自己肯定感が低くなっているからです。
一見自信家で、むしろ自意識過剰ではないかと思われる人にも自己肯定感の低い人はいます。
なぜなら、自意識過剰の人は相手を尊重することなく、相手の意見を受け入れることがないので自分と相手のことを客観的に観ることができていないからです。
だから自己肯定感が高いと自意識過剰にはなりません。
こどもの自己肯定感を高めるために
子どもの自己肯定感を高めるためには、褒めて認めてあげることしかありません。
よく生徒の保護者の方に、
「褒めたら調子に乗って油断するのであまり褒めたくないんです」
と言われるのですが、調子に乗せてどんどん動かせて何でも必要なことをやらせればいいと思います。
あまり褒められないと
「自分は価値がない」
「求められていない」
と感じ自信をなくしてしまいます。
何かに挑戦して出来たときに、こどもの自己肯定感は高くなります。
最後までお読みいただきありがとうございます。