ツボ・経絡 合氣体操

指先に経絡の入り口がある。

手がだんだん、繊細に機能して
感覚が高まってくるとセンサーになり
頭ではなく、手、体全体の脳として反応する。

経絡に向かう時も、手で反応して、見つけている。
自分が普段、社会生活で使うモードではなく
目に奥行きがあるモード。
経絡も外側ではなく、中にある。
ルートも思っている通りだったり、思っていないズレた部分があったり
通りが悪く、詰まっているような感じがする部分もある。
何回か行き来していると通ってくる。
交流。

ツボや経絡が、最初から存在していると思っていたが、
存在はしていても、より活動的になるには、
流れが起きていないと、本人も気づかない。

骨の例え話で言えば、

🅰️普段運動をあまりしない人は、
肩甲骨を動かしましょうと言っても
本人に実感がない為、何をどうしたら動いているかがわからない。
もっと言えば、ない。という人がいる。
実際に、骨格として、存在していても
普段その部分が活動的に動いていないと
あってもない。
本人にとっては、運動機能が存在しない場合がある。

もう一つのケースが、
🅱️感覚はないのだか、知識がある場合。
勉学として、どこに何があるかがわかる場合。
この場合は、半分なにかしら動く。
そのかわり、不完全な部分も存在する。
しかし、そこが完璧ではなくとも、何かしらを巻き込んで動かす。
意識のチカラ。
しかし、デメリットが生ずる。
出来ているつもりになったり、
認識がズレていても気付きづらくなる。
これは、僕、自身も気をつけなければいけないポイント。


真面目に勉強すればするほど、
実際の経験や、体験を増やさないとギャップが生まれる。
頭デッカチになる。

しかし、経験や実感が伴うと
より勉学の理解が深まり更に不思議な世界を知り
好奇心が高まり楽しくなる。

経絡やツボが開いてくると
体内の隙間の質が高まる。


⚪︎玉玉

はじめの頃は、固まりながら、球体を意識して
それなりにやってる風で頑張る。

徐々に、手の感覚が高まり、繋がりが手首、肘、肩と生まれてきて、
外に出すような動きが生まれてくる。
動いているけど、まだ抜けきれないし、中もあんまり動いていない。

ボールに、触れたり、モノを持ちながら、する。
動きが束縛される為、
外側に行こうとするチカラが制限されて
今まで使ったことのない、中が動きだす。
この辺りで、手の柔らかさが格段に増す。

玉玉していてもあまり固まらない。
しかし、玉が大きい。

小さい、玉や、大きな玉、色々な形のものに触れ
色々動かす。
何のためにしているのかという
疑問が生まれる。


毎回違うことをしているだけでは意味がないはずなので、
モノを変えても、出来るということは
何か共通する原理があると考える。

先生や先輩、練習仲間を通して色々な動きや視点を経験する。
アドバイスをいただく。


普段の仕事で、トレーニングを指導するときに、
感覚を言語化して、お客様に説明する。
伝わりづらくても伝える工夫をする。
一人一人感じ方も受け取り方も違う。
自分だけが会話してるだけも違う。
相手の話聞いてるだけでも違う。

上手く行く時は、お互いが交流している。
会話だけではなく、
二人で共に一緒に生み出している。

交流がある。


合気グループレッスンの
相対稽古での気づきに入る。

ただ、投げて満足は、何も交流してない。
ただ、気持ち良いだけもなんか変。
みんなで練習してる感じがしない。

色々、合氣体操しながら
プログラムを考えて実行する。
どんどんみんなの理解の深まりが
身体が変わると、更に理解が深まる。

ライブ感がでてきて、
レッスン中に色々、閃く。

掴まれたら投げたくなるし、
モノを持ったら持ちたくなるから、
極力、触れてる部分を少なくしながら、
推手をしてみる。
相手のチカラが動きだす流れを自分のカラダに流れていくと、
相手のチカラの流れをコントロールできる。
外側の形が変わっても
中が繋がっている。

リズムを変えると途切れる為、
リズムを変えても繋がりを確かめたり、
動きを大きくしたり、
色々、臨機応変に対応できるように、
バリエーションを増やす。
しかし、目的は、相手の動きの流れを感じながら自分が触れている部分から
繋がりを保ち続けれるか。
中の動きの感覚が高まると、
稽古の後半によく起きる
なんでも良くなるモードになる。

身体が自動的に反応する。


合氣体操に戻る。

⚪︎玉玉
玉を回していても自分に返ってくる
反作用も上手く吸収していて、手から出ていない。
出すことも出来れば、出さないことも出来る。

バランスが良くなると、ただ、中から交流しているような動き。

相手に掴まれて、玉玉しても
外に出さない動きは、ぶつからない。
玉玉が自由に出来る。


太極棒をする。
肩の回転を気にする。

何回か動かす。外側は、動いているが、
中の流れは、はじめは、何もない。
むしろ、がむしゃらに外側を動かすから、固まっている。

相手に押さえてもらいながら、中の流れが動きだす
キッカケをつくる。
肩の中の
回転がでてくる。
しかし、まだぶつかりながら
でている。

でも、やっと出てくる。

丁寧に繊細に観察しながら
柔らかく呼吸に合わせて、中を流す。
中が自由に回転を起こす。
螺旋。
ぶつからない。

エネルギーが出てない。
出さないようにできた。
側が固まらない。
カラダの中が繋がりを持ち連動し出す。


⚪︎歩法する
最初は、形だけを真似する。何もない。
リズムがでてくる。
しかし、出ている。
途切れてる。
リズムがまだ出てない。
自分が作ったリズム。
生まれてきてない。


ゆっくり、止まったり、チカラを溜めたり、
足の裏、血海、螺旋、手の使い方、腕の繋がり、少しずつ、
中に纏わる、ヒントに気づきだす。
しかし、まだ難しい。
自分のバランスの先へ行く動きは、途切れやすい。
日々精進。


よし、また手をやり、
合氣体操に帰る。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?