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OHTOの超高級ボールペン

ボールペンを買った。OHTO製で600円ほどした。ついでにコンドームも買ったが、私は今梅毒だ。

梅毒はどうやら昨年8月にもらった。今年3月に陰茎が膿み、近くの医者に行って軟膏をもらったら一撃で治ったのだが、それからまた5月頃暗雲が立ち込め、泌尿器科を訪れた。

初診ではヘルペスだと言われ、2回目は雑菌だと言われ、3回目に血液検査すると梅毒と確定診断が出た。最初から血液検査をしてくれたらいいのに、このカス医者、最近は「もう治ってます。次の検査でわかる」と言って「予備で薬だけくださいよ」と反発すると不承不承よこした。すると翌週もまだ治っておらず、「あと一週間分足します」とぬけぬけと吐かした。

知り合いの看護師に聞くと、医者は最初の自分の誤診を認めたくないらしい。本当は薬の種類も変えるべきなのだそうだ。梅毒は重症化すると脳にいく。最初に見せた医者に昨日健康診断で「大丈夫かいな」と心配された。

大江健三郎の小説に梅毒をやたらと心配する登場人物が何人か出てくる。古い時代でその頃は重症化リスクが高かったからだろうか。「君は実際にひねりやすい性病をもらって治してしまえば早いんだがねえ」とか作品内の医者も言う。大江小説の病を現実に得たのは嬉しいが、もういいから治ってほしい。

ペニシリン系の薬を飲んでいる。ペニシリンというバンドか曲名があったが、それが自分の人生とかかわると思わなかった。

OHTOで耳と棚を書いた。

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