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【勉強法⑤】最短合格のためには、一通り○○を終わらせよ!

どうも、kairuです。

もう年末も近いですね。この時期になると、受験生だった時代を思い出します。

当時1月に入り、多くの大学受験生が受ける「大学入試センター試験」(現在の共通テスト)を控えていた。
試験に不安を抱えていた僕としては、とても年末年始の気分を味わえるものではなかった。
1年の努力の結果が一発勝負で決まる、そのプレッシャーは計り知れないものがある。

そういった経験から今回は、最短合格のために最も重要なことをお伝えしたいと思う。

試験で不合格になる最大の理由

突然ですが、試験で不合格になる理由は何だと思いますか?
「実力が足りなかった」と言えばそれまでですが、実は6~7割以上の受験生にはこれが当てはまらない。
昔の僕もそうでしたが、それ以前の問題がある。


それは何かというと...


試験日までに全ての試験範囲の勉強が終わっていなかった。

これに尽きる。

完璧主義を避け、次の分野に進む勇気

大事なことをいいます。
今の受験生に伝えたいのは、ざっとでいいから試験範囲を全部終わらせること。
口で言うのは簡単だが、意外とこれが難しい。
人間には忘却曲線というものがある。
新しい情報を学んだ後、時間の経過とともに記憶が急速に減少してしまうのだ。
どのくらい忘れるかというと、1時間後に約50%、1日後に70%・・・かなりの忘却率である。

こういった側面もあり、忘れてしまうという不安から、次の分野に進むことが心理的に難しくなる。

この分野を完璧にしてから、次の分野に進もう
この思考には罠がある。
この感情のせいで、いつまでたっても試験範囲の勉強を終わらせることができないのだ。

だから、4割程度の理解でもいいので、1つの分野を学習したら勇気をもって次の分野に進むことをお勧めする。
そして早めに試験範囲を全部終わらせ、ローラー作戦のように2週目、3週目と塗りつぶしていく。

最初はその分野の理解がぼやけている状態で、次の分野に進むことに抵抗感を感じるかもしれない。
しかし、多くの場合、そのセクションで学んだことは先の分野でも出てくることが多く、意外とそこで復習になる場合もある。
費用対効果を考えても、先の分野をどんどん学習する効果は高いと考えられる。

ローラー作戦:早めに全範囲終わらすコスト面からのメリット


全体を終わらせた後、2週目、3週目とローラー作戦のように塗りつぶしていく。
いろんな試験を受けてきたが、これは現時点での試験勉強に対する最適解だと思う。
特に、試験範囲の量が多い試験ほど効果が高いと考えられる。
なぜなら、そのような試験では、試験範囲を全部終わらせずに受験せざるを得ない人が多数存在すると考えられるからだ。
逆に言えば、試験範囲を全部終わらせるだけでも、少なくとも上位の30~40%に入る確率はかなり高い。
あとはその範囲を2週目、3週目と塗りつぶしていき、上位1割に入る確率を高めていけばよい。

個人的な考えだが、試験勉強のコストは1週目、つまり未知の領域が多数存在する状態が一番高い。
その後、2週目、3週目となるに従ってコストは逓減していくと考えられる。
だから、勉強のコストを下げるという側面でも、早めに全範囲を終わらせるという行為は理にかなっている。

加えて、前述した忘却曲線を意識し、適切なタイミングで復習を行うことで、記憶の定着率を高めることができる。
例えば、学習後、1週間後、2週間後、1ヶ月後、2ヶ月後といった間隔で復習を行うと効果的である。
ただし、停滞のリスクを避けるため、復習も、過度にやりすぎず、深入りしないことが重要なのは言うまでもない。


まとめ

・試験勉強では、全範囲を早めに一通り学習し、完璧を求めず次の分野へ進むことが重要である。
・その後、繰り返し復習することで理解を深め、知識を定着させる。
・ただし深入りはしすぎない、勇気をもって先へ進む意識が大事

以上のポイントを意識して学習を進めることで、効率的に知識を定着させ、試験本番で実力を発揮できる可能性がぐんと高くなるだろう。

この記事が、皆様の役に立ち、合格という栄誉を勝ち取る一助となれば幸いです。

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