白トラ参10 白い赤ちゃんへびに遭遇する
白へびに遭遇するというお話は当ブログでも過去に紹介しているが、今一度きちんとお話してみようと思う。
なにも白へびに遭遇したという話をして人を引きつける気はない。が しかし、このブログに引き寄せられた人達も何かしら不思議な存在によって導きを受けているのではないだろうか?
そのヒントになればと思ったればこそお話するのである。
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5歳のころ、それに遭遇しおよそ30年間記憶が凍結され、オッサンになってから記憶の一遍として当たり前な思い出し方をした。すなわち、記憶の凍結と解凍を見事に体感したのだ。それも含めてのお話になる。
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それは、穏やかに晴れた4月か5月のある日のこと。天候は快晴・無風・柔らかな日差しにより、ほんのりとぬくぬくとした優しい日だった。図太い羽音のスズメバチが飛んでいそうな日だ。
実家は広島県福山市の旧鞆街道近くにある。大昔はその旧鞆街道を荷車を引いて福山城方面と鞆港方面とで人々が往来していたのだそうだ。
家のすぐ近くの段々畑と民家の間に道幅80cmくらいの田舎道がある。
5歳くらいの子どもの背丈だからか、その道を歩くと決まって雑草の湿りっ気交じりの青くさい香りがした。
福山市の街はそこそこ開けており、広島県内でも広島市に次ぐ大きな都市となっている。東京や大阪の街並みを知ってしまった今では、決して都会とは言いえないが、そこそこ開けている印象だ。一応付け加えると、2023年だったか福山城の鬼門側の壁面に黒い鉄板が打ち付けられ、築城当時の外観が再現されたことで少しは有名になった。そんなところだろうか。
実家エリアは市の条例か何かで、古い景観を残すとかで再開発しないエリアということに一応なっている。なので、そのエリアだけ何となく筆者幼少期の40年前の雰囲気と今でもあまり変わらない印象だ。代替わりや古い建物が取り壊され新しい建物になったりといったくらいの景観変化は起きている。また、古くから神社を守って来た家系が途絶えたのか、廃神社化したところも出て来ている。
その古い景観の実家から子どもがとぼとぼ歩いて1~2分の雑草の青くさい田舎道でそいつがいた。
突然のことだ。何の前触れもない。
つづく