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おそらく「ケアマネ不要」の方向が…
(前回はこちら)
先日、ケアマネジャーのアセスメントにあたる「課題分析標準項目」の一部改正があり、アセスメントすべき項目の具体的内容が詳細に示されました。
この「課題分析標準項目」の改正の内容を分析しようとしばらく考えていた私は、ケアマネジャーという仕事の将来に不安を感じました。
アセスメントは要介護者に必要な支援を導き出すためにおこなうものですが、これだけの情報を聴取して必要なサービスを決めるということであれば、入力しさえすれば、あとはAIの力でできてしまいそうですね。
文章作成だってAIの得意分野ですから、それなりのケアプランは完成するでしょう。
市役所の介護保険係に担当者を置いて、利用者や家族から聞き取った情報を入力すればケアプランの一丁上がりです。
担当者がいなくても利用者自身で入力できるようにすれば人手も入りません。
都市部では無人ケアプラン作成所なんかが流行りそうです。無人ぎょうざ販売所みたいに万引きされることもないし、これは繁盛しますよ。
「その人らしいオーダーメイドケアプランが作れないじゃないか!」というような心配もいりません。今回改正された「課題分析標準項目」に追加して、「性格」「趣味・嗜好」「人生観」などの(その人らしさに近づける)項目を入れたり、その地域にしかない「インフォーマルサービス」などを追加することで、もっとその人・その地域にマッチしたケアプランが作れるはずです。
相手はAIだからな。けっこうなことが出来ちゃうんだぞ。AI俳優だって活躍させちゃう実力があるんだから。
人材不足の世の中でAIに仕事を取られてしまう分野がいくつかあると言いますが、ケアマネもその一つになるのではないか、と思いました。
ただ、前々回の記事の中でもコンピューターで音楽は創れるけど、すべてそうなるわけじゃない、血の通った部分は残ると思うので、ケアマネジャーだってきっとそういう道をたどるはずだ、と(希望を込めて)思います。
(つづく)