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Photo by
ehoeho
世にも不思議な夫婦の物語
まもなく3月。この春は2人の娘が引っ越しして新しい生活を送ることになっています。
とくに実家に暮らしている娘が家を離れるのは親としては一抹の寂しさあり、です。
4月からは夫婦二人の生活になります。結婚した当初は親と同居、ほどなくして子供が生まれ、30年近くの夫婦生活で二人っきりで暮らしたことなかったな、と気づきました。
先日、以前勤めていたサ高住の職員さんと話をする機会があって、私が勤めていた頃から入居されていたご夫婦が先日お亡くなりになったことを聞きました。
わずか3日間のうちに、お二人とも。
旦那さんのほうが終末期ということで、そう永くないと言われていましたが、奥さんのほうは、お1人で歩けるぐらい、まだまだお元気だったそうです。
旦那さんの状態が良くないということで、救急搬送された翌日、急に奥さんが奥さんが体調不良を訴えられ、同じ病院へ。
その二日後に旦那さんが、翌日に奥さんが、亡くなられたのです。
お互い90歳を越えていましたし、ご病気を抱えておられたので、何があっても不思議ではないのですが。
こういう時は必ず、先に逝かれた旦那さんが奥さんを連れて行った、という言い方をしますよね。
でも、やっぱり、そうかもしれないと思ったのです。
亡くなり方がその人の人生を表すとしたら、本当に仲の良いご夫婦だったんだろうな、と思いました。
ふりかえって私たち夫婦はどうなるでしょうか。
自分が先に逝くとき、妻はついてきてくれるでしょうか?
妻が先立ったとき、私は連れて行かれるのでしょうか?
いずれにしても寂しい亡くなり方をしないように、大切に生きていきたいと思いました。