版画の魅力をさらに追及
以前版画の記事を書きましたが、ありがたいことにいろいろ反響もいただいて、そして時間も経っていて新たな版画の魅力にも気が付いたので追記を書こうとまた筆を執りました。
前回の記事がこちらですので、先ずはこちらの怪奇文章からお読みください。(今回もだいぶ意味不明なことが書かれていると思いますがお付き合いください)
前回は自分の版画を中心に光の当て具合とカラーライトを中心に書きましたが、今回は新しく迎えた作品と、色と光の調整で見え方が違うということを中心に書こうかなと思います。(どうしても被る箇所もでてきますが・・・)今回の主役は調光器が1番ですが、それは一旦放っておいて、先ずは新しく我が家に来た作品を紹介します。
新人の娘紹介
前回紹介した記事からこの記事を書くまでに、新たに手に入れた版画を紹介します。それでは早速どうぞご覧ください。
藤真拓哉先生の「PRISM NIGHT DREAM」です!前回紹介した「SAKURA PRISM」の続編になる作品となっており、マカロン姫の寝室でセクシーなランジェリーを身に纏っています。なんともまぁ艶やかなお姿でしょうか。ニヤニヤが止まりませぬぞ!
コホン、さて、この版画の魅力についてお伝えしたいのですが、カメラの画質ではどうしても細部まで映らないのでわかりにくい部分もあると思いますのでご了承ください。
この版画にはラメが全体的に散らばれていて、ランジェリー全体には勿論、髪や瞳や肌、クリスタルや背景の森、チェーンが伸びているろうそくにもあります。また背景の空中の所々に金粉?らしきなものを貼られており、光を当てるとこの版画は黒を中心に塗られていますが、全体的に明るく優しい色でありながら力強く主張してきます。その分、柱やピアノ、チェーンなどにはラメがないため、全体的なバランスがとれている版画になっております。
↓の画像で小さなモノが浮いているのはわかりますかね?光を当てるとキラキラして滅茶苦茶キレイになります。リボンなど所々には多めに光ります。あと写真撮って悶えましたが、こんなにアップされた表情観るとたまりませんか?私だけ?
ランジェリーの模様も凄く細かいですよね~。これを版画で表現しているとなると本当に職人さんには感服します。
ライトの種類や調光器で版画の魅え方が変わる
ここからは版画で遊ぶために必要なライトの大事さをお伝えします。
先ずはこちらを見られてください。友人宅にある藤真拓哉先生の「マカロンパーク」です。こちらも先程とおなじマカロンちゃんがメインの版画です。(友人には許可貰っていますので、遠慮なく上げます)
上がある角度から調光器を利用して光をMAXで当てた状態、下が光の強さを弱くした状態です。弱めにすると光の当たり具合が変わっているのが分るでしょうか?今まで0か100のどちらしかわからないものが調光器を使用することにより、その間も見れるようになりました。「100のほうが全体的に光が当たるからいいのでは?」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、そうではありません。この光が入る瞬間が見れるというのは今までにない体験になります。携帯で撮影した動画を載せられないのが残念ですが、一部分にに光が入る瞬間、消える瞬間も見れ、ラメも光の量で変わってくるので、これまで以上に見ている人物の琴線に触れる瞬間の組み合わせが増えることとなります。
調光器にカラーも合わせるとより味がある
前回の記事はカラーのライトを当てると変わるとお伝えしましたが、カラーライト+調光器が下のような感じになります。上の光だけのと見比べてください。
凄くないっすか?青色の背光から白色の光をどんどん強くして当てていくと味が出ていると思いません?思わないなら生で見て文句を言ってくれ。(やっぱり画像より生のほうが余計凄みがでていました)
下のてぃんくる先生の雪月花(漆版)は私も持っていますが、友人の作品で撮ったものです。こちらも右側にライトを当てて、左側に薄い黄色を当てながら更に調光器で白ライトの光を調整して遊んでいます。比較の為に一番下が白色だけです。物凄く変わっていますよね。
ライトの光も白熱灯とLEDで感じ方も違う
これはもう百聞は一見に如かずです。分かりますかね?上が白熱灯で優しい当たり方をしている一方、下がLEDで全体的に多くの部分に光が当たり、色がより力強く見えます。(因みにこれは調光器弄っていなく、それぞれMAXの光量です)
これまでを踏まえていろいろ遊んだ結果
ということで、前回と今回の記事にも書いた「発光の種類(LEDと白熱灯のライトが合計4種)」「調光器(2つ)」「カラーライト及びカラーシート」「見る角度」「ポジション」と友人と協力して「ぐへへ」と思うものがたくさん撮れたのでその一部をご紹介します。もう1度言いますが、その一部です。
カラーシート?と思われる方もいると思いますが、これは色が付いている半透明なシートに光を当てるとカラーのライトを当てていると似た現象になります。これもまた味がでて、まだまだ研究中ですので、これも追々書こうと思います。
それではまず藤真拓哉先生の「SAKURA PRISM」からどうぞ。
続いては友人が所持している藤真拓哉先生のマカロンパーク!
続いてはてぃんくる先生の「PINOT NOIR MADREPERLA」。通常の1枚から魅せるように代る代るお姿をどうぞご覧ください。
そして最後は今回紹介した「PRISM NIGHT DREAM」で締め。
まとめ
とういことで前回と変わらず私の自己満足で書いた記事でした。遊んだ時は動画も撮っていますが動画ですと光を当てるところから抜けるところまでも撮っているので、たった数秒にいろんな表情を見せてくれます。調光器を手に持ち好きなポジションに移動して光量の調整。更に1つはLEDライト、1つは白熱灯で当てた状態でカラーシートを手に持ち1つのライトの光越しに版画に当てると上で見せた表情も目の当たりできます。本当に言葉にならないくらい生の作品はキレイです。
この前いつもお世話になっているお店に行き店員さんと遊んでいたら今までは「光を当てた状態でカラーシートを動かしていたが、カラーシートを固定して光を動かすとこれまたヤバい」と教えてもらいまだまだ追求する場面が多いです。
今回は版画の「絵」として作品の世界が変わるのをお伝えしましたが、実は色を使用するとラメが見えにくくなるという弱点もあります。それでも調光器や見る角度によっては見える場所があるので、もっとどうにかできないかも模索中です。もしカラーを当てている状態でもラメがしっかりと見えるようになると更にキレイに版画も見れることとなるでしょう。
良く友人と話しているのは「版画の絵として完成されている」作品か「遊べる版画として完成されている」かです。これも何言ってたコイツはとおもわれるかもしれませんが、私の中ではそういう定義が定まっているようで定まっていないような考えもあります。ひとつ誤解だけ解いておくと、版画の絵としても、遊べる版画としてもどちらも結局は良いものということで、どちらかによっています。
ということで長文読解していただきありがとうございました(笑)
少しでも版画に興味を持っていただければ幸いです。まだまだ版画の魅力を100言い切ったと言えないので今後も第3弾の投稿を目指せるようにいろいろ研究していこうと思います。
版画を最大限に活かすための部屋を作成したのでこちらもどうぞ。