何のために塔に登るのか…神之塔 -Tower of God-を紹介します
今回は私的2020年春アニメランキング5位にさせていただきました、神之塔-Tower of God-を紹介させていただきます。こちらの作品ですが、原作はお隣の国である韓国となりまして、2018年からLINEマンガを通じて日本でも連載している冒険ファンタジー作品とのことです。現在までに28カ国語に翻訳され、全世界累計閲覧数が45億回を突破されている非常に人気な作品となっております。
作品の導入部分ですが、アニメ公式ホームページからイントロダクションと第1話から持ってきますと、
少年「夜」は大切な女の子「ラヘル」を探すために伝説の塔に入り込み、新たな仲間とライバルと出会い、階層ごとにある過酷な「試験」をクリアしながら、塔の頂点を目指して行く。
少女は、星が見たいと願った。
少年は、彼女と一緒に居たいと願った。
全てと引き換えにしてでも、望むものとは何か。
生き残る力を持つ者だけが、塔の頂上でそれを手にする。
となっております。1話の初めから塔に登ることしかわかりません。それまでの少年と少女の出会いとか、どういう経緯でそもそも塔に登るのか最初は全くわからないと思います。(私も最初はそうでした。)少年「夜」は扉の中に少女に「ラヘル」が吸い込まれたので追って扉の中に入りにいきます。そこで出会った塔の管理人からラヘルのもとに行きたいなら試練に合格してこの塔を登るように伝えます。ここでもどちらかというと専門用語や説明など矢継ぎ早く感じて世界観も分からないと思います。
試験に合格した夜は次の階に飛ばされますが、そこではいきなり400人いるから200人になるまで生き残ってくださいとだけ言われバトルロワイアルが始まりました。視聴者同様、夜もここがどんな状況か、なにをするか全く分かりません。
分からないことが多いと思いますがこのアニメはそれでいいんです。最初に面白いアニメは最後まで面白いとは限らない同様、最初分からなくて面白くないと思っても、最後になると面白いと思うアニメは多々あります。分からないから面白くないのは当たり前だと思います。このアニメは話が進むにつれて、専門用語とかどういう世界なのか徐々に分かってきます。目的は塔に消えたラヘルを追いかけるということ。それにいろんな謎が紐づいていてます。それを話が進むにつれて分かってきます。分かると、最初の1話も「こういうことなのか」となんについて話しをているのか分かってきます。その典型的な感じです。
話数が進むに連れて次第に分かってくる謎。そしてそれぞれの思い
上記にも書きましたが、最初は展開や言葉がちんぷんかんぷんです。しかし、試練(話数)をこなしていくにつれて、人間像(種族も身分もバラバラ)も、世界観もだんだん見えてきます。バトルロワイアルが終わった後はチームを組むことが試練。さっきまで殺しあっていた人物たちと今度は仲良しにならないと合格しないというかなり温度差が激しい試練。そのチームで新たな試練など、これまで1人だった試験が仲間を作ることへの試練に変わりました。
そうこう話が進むにつれて少しずついろんなことが分かってきます。主人公の秘密がわかるだけではなく、塔の秘密。サブキャラ同士の戦いやそこでも広げる伏線及び回収、新たな謎。策略。友情。仲間。話が進むに連れて「え?ここで終わる?」という引きがうまいです。いつの間にか魅了されること間違いなしです。
仲が悪いのか良いのかわからない組み合わせや、いつの間にか皮肉を言い合う仲。姉御キャラや姫キャラ、我が道を突き進むやつや、口だけは達者なやつ。最初はなんだこいつと思うキャラも秘密や思いを知ると憎めなくなります。所謂愛すべきバカというやつですね。きっと好きなキャラが多く見つかるはずです。
最後に
いかがでしたか。今回は神之塔-Tower of God-を紹介させていただきました。何度でも書きます。最初は分からないと思いますが、話しが進むにつれて面白くなります。他のアニメで言うと「シュタインズゲート」、「ガルパン」、「人生」と同様、最初で切るのが非常に勿体ない作品となります。(知っている人も多いと思いますが、これらは放送当時最初は面白くないという評価が多かった作品となります。他にもありますけど)
夜のこと、ラヘルのこと、最初の友人のクンさんやワニのラーク。他にもいろんなキャラの魅力に惹かれながら、世界観にも惹き込まれるアニメとなります。
最終話ではまさかまかの・・・ことも起きますので、皆さんも是非とも観られてください。
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