イワン・クラムスコイって、やっぱりスゴいな。
お久しぶりです。
4月に7周年迎えてから、完全放置プレーしておりました。皆さまお元氣かしら?
スピっぽいことよりも、絵画の話ばっかり書いている私のページ、
面白がってくださる方がどれだけいるのかわかりませんが、
今回は、この絵から。
タイトルは「月明かりの夜」。
お庭の一角でしょうか、スポットライトを浴びるように女性が1人いらっしゃいます。
きっと、すごく静かな夜。ベンチとその周辺だけが照らされています。
月明かりの風景を絵にするってなると、大抵画面に広がる夜空と、そこに浮かぶ月が描かれることが多いですが、
こちらは、月は何も描かれていないのです。あるのは、静かにさしこむ月の光だけ……
何と美しい絵を描く人や……(๑°ㅁ°๑)✧……と思ったら、この作者、かの有名なこの絵を描いた人でした。
この絵
↓
「忘れえぬ女(ひと)」。ご覧になったことある方、多いのではないかしら?
あとはこちら
↓
「荒野のイエス・キリスト」。荒野で悪魔の誘惑を退けまくって苦闘を制した感アリアリの、イエスさま。
夜を徹して、悪魔を追っ払ったイエスさまの眉間が厳しい。お疲れの模様です。
明け方の空の色の美しさも素晴らしいですが、荒野の、文字通り荒涼とした、ゴツゴツした岩肌が何とも言えません。
クラムスコイ、さすがです。
クラムスコイは19世紀ロシアの画家。「移動派』と呼ばれる、官立美術アカデミーの制約に異を唱えた集団。各地で展覧会を開催したことから、「移動派」と呼ばれています。
クラムスコイはその中心的人物。夏は風俗画、冬は歴史画を描いてらしたとか。
彼の作品をしこたま観たわけではありませんが、彼の作品はどれもどこか静寂な空氣が漂うように感じます。
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