ユーチューバーは諦めたという話
「ユーチューバー」という響きにワクワクしていた数年前。
僕は、料理系のユーチューブチャンネルを立ち上げ、ユーチューバーとしての道を目指していました。
しかし、現実はそう甘くはなく、登録者数120人ほどで諦めることになりました。
ただ、この経験は決して無駄ではなく、今のSNS運用に大きく活かされています。
今回は、ユーチューバーに挑戦した時期の苦労と学び、そしてその後の気づきについてお話しします。
1.ユーチューバーを目指したきっかけ
「料理を通じて自分を表現したい」。この思いがユーチューバーを目指すきっかけでした。
当時は料理を学び始めたばかりで、その楽しさを誰かと共有したい気持ちが強くありました。
また、SNSで人気を集める料理系ユーチューバーの動画を見て、「これなら自分も挑戦できるかも」と思ったのです。
自分のペースで好きなことを発信できるという自由さと、バズれば一躍有名になれるかもしれないという期待感に胸が高鳴っていました。
2. 機材や料理への投資と情熱
ユーチューバーになるために、まずは形から入るタイプの僕は、機材に思い切り投資しました。
SONYのカメラ、三脚、マイク……。初期費用はかなりかかりましたが、それでも「必要な投資だ」と信じて疑いませんでした。カメラも好きだったため、「どうせ使うから買おう」と思って購入しました。
また、動画のクオリティを上げるために料理そのものも勉強しました。
レシピを考え、盛り付けを工夫し、映える料理を作るために何度も練習を重ねました。
この頃の僕は、まさに「やる気に満ちた人」そのものだったと思います。
3. 動画制作の難しさ
しかし、動画制作は想像以上に難しいものでした。
単に料理を作るだけではなく、撮影アングルや編集技術、さらにはサムネイルやタイトルの工夫も必要です。
どうすれば視聴者の目を引き、動画をクリックしてもらえるのか、毎日考え続けました。
特に「サムネイルとタイトルが全て」という言葉を知り、良いサムネイルを作るためにデザインを勉強したり、SEO対策について調べたりしました。
結果的に動画の質は少しずつ上がりましたが、視聴回数は思うように伸びず、焦りを感じていました。
4. 継続できなかった理由
最大の理由は、「継続が難しかった」ことです。
最初は楽しくても、次第に動画の撮影・編集・投稿が負担に感じるようになりました。
再生回数が伸びない日が続くと、モチベーションも低下していきます。
登録者数は少しづつ増えてはいきましたが、動画の為にだけレシピを作ったりしていると何のためにしているのか分からなくなっていきました。
さらに、仕事や日常生活との両立も難しくなり、次第に動画投稿のペースが落ち、やがて辞める決断をしました。
5. 挫折から得た学び
120人ほどの登録者でユーチューバーとしての挑戦は幕を閉じました。
しかし、得たものも多かったです。
動画がバズるための要素や、視聴者にどうアプローチすればいいかを深く考えた経験は、今のSNS運用に大きく活かされています。
特に、視覚的に人を引きつけるサムネイルやタイトルの作り方、配信スケジュールの重要性、そしてアルゴリズムの理解など、YouTubeで学んだ知識は他のSNS、いや、全ての分野の世界で共通していることだと知りました。
結局のところは継続できるかできないか。
継続していける事なのかどうなのか。
継続がないと成功しないとわかりました。
6. 今の仕事への活用と未来への展望
現在、SNSを活用して間借りバインミー店の情報発信を行っています。
この中で、ユーチューバー時代に培った知識と経験が大いに役立っています。
特にInstagramでのリール動画や投稿では、視覚的な魅力を重視したり、ハッシュタグや投稿時間を意識したりすることで多くの反応を得られるようになりました。
ユーチューバーとして成功はできませんでしたが、その挑戦と挫折が、現在の自分を支えてくれています。
経験は形を変えながらも、自分の中で活き続けるものなのだと感じています。
最後に
もし、これを読んでいるあなたが「挑戦しようか迷っている」「でも失敗が怖い」と思っているなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。
僕も失敗しましたが、その失敗から得たものは数えきれません。そして、挑戦した時間は決して無駄にはなりません。
人生は何度でもやり直せます。そして、過去の努力は必ず次の自分を支えてくれます。だから、怖がらずにやりたいことに挑戦してみてください!