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「好き」を追いかけ続けた僕の物語 ~アパレル挫折から見つけた新しい道~
服を好きになった学生時代
中学3年生の頃、僕はAKB48に夢中でした。
握手会に行くための服を買い始めたのがきっかけで、気づけば服そのものに心を奪われていました。
高校に入るとバイトができるようになり、稼いだお金はすべて洋服代に消えていきます。地元でも数少ないセレクトショップに何度も通い、スタッフとのファッション談義が最高の楽しみでした。
自然とアパレル店員になることが夢になっていきました。
大阪で夢を追いかける日々
高校卒業後は流されるまま就職しましたが、同じ作業の繰り返しに耐えきれず、心が折れてしまいました。このままではダメだと思い、憧れのアパレル店員になるため大阪に出ることを決意します。
大阪での毎日は新鮮で、鬱状態もすっかり治りました。個人の古着屋で働くことを目指して猛アプローチをしたり、好きな服を買い漁ったりしながら夢の実現に向けて動き出しました。
最初の面接は憧れの大手アメリカ古着屋。結果は不採用。悔しさを抱えながらも次を探しました。
そんな中、音楽を重視する古着屋に出会い、「まずアパレル業界の経験を積め」と言われ、ブランドリユース店で働き始めました。
憧れのアパレル職、しかし…
アパレル店員として働き始めた初日は夢そのもの。
「自分がされて気持ちいい接客」を心がけ、お客様と話すことが楽しく、店長にも褒められました。
ですが、次第に理想と現実のギャップが見えてきました。好きな系統の服を探すお客様には意欲的に接客できても、そうでない場合はモチベーションが湧かない。給料はすべて服に消え、結局のところ営業職だと気づきます。
「自分はキラキラしたアパレル店員として承認欲求を満たしたかっただけなのでは?」と考えるようになり、アパレル業界を離れることを決意しました。
飲食の世界へ、新たな表現を求めて
自分が本当に好きなことは「表現すること」だと気づきました。
服はその一部にすぎず、大阪で自炊を始めたことで料理に興味を持ち、料理のYouTube動画も挑戦しました。
ある日「仕事に行きたくない」と初めて感じ、その日のうちに退職を決断。「料理人になりたい」と新しい道を目指します。
アパレルで得た学びと今の自分
アパレル業界を辞めたものの、そこで得たものは計り知れません。
人とのコミュニケーション能力、ファッション知識、感性、働くことの楽しさを学びました。そして「好き」を仕事にする仲間との出会いもありました。
現在では料理や店舗ディスプレイ、関係構築など、多くの場面でその経験を活かしています。アパレル時代の仲間は今も良きライバルであり続けています。
好きを仕事にする人へのメッセージ
「好きなことを仕事にするのは不安」と思う人もいるでしょう。
でも、大丈夫です。好きなことだからこそ、勝手に学び、努力し、生き抜く力が湧いてきます。
僕のように挫折を経ても、何とかなります。だから、勇気を持って一歩踏み出してみてください。時間は今も過ぎています。その時間をどう使うか、選ぶのは自分自身です。
みなさんの挫折経験や夢を追いかける中で感じたことはありますか?
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