【第一回】QC検定&統計検定 同時並行のすゝめ (統計検定2級、QC検定2級)
はじめまして。現在某メーカー勤務のKainです。
今日からnoteを始めてみようと思い、何をネタにしようかと考えたところ、最近取得したQC検定二級、統計検定二級について、取得までの勉強方針など共有していくことにしました。
【なぜ、QC検定と統計検定なのか?】
とりあえず、私がQC検定と統計検定を勉強し始めたのかについてお話しいたします。まずは、これらの試験がどのようなものなのかを説明します。
・QC検定
製造業向けの検定で、製品の品質管理に関しての体系的な知識を問うような検定。統計を用いた品質管理手法についての出題が半数。品質を担保する部署にいる私にとって、知識として必要であったのに加えて、メーカー技術職として体系的に勉強しておくべきだと考え受験を決意。
・統計検定
名前の通り統計学的手法についての試験。私が受けた2級は、公式によると大学1・2年生の教養で学ぶレベルとのこと。。。しかし実態は大学で単に単位を取るだけのレベルではダメで、式や用語の意味、計算方法など、ある程度イメージがわかっていなければ適切な方法を選択できないので、合格することは難しいと思う。
実は私は、初めQC検定2級しか取るつもりはなく勉強を進めていたのだが、2回の試験中止により、1年半のお預けを食らったのである(QC検定は年2回ある)。そのお預け期間に、統計検定を勉強しようと思った次第だ。
この2つの試験は、扱う統計学的手法の範囲がよく似ているため、どうせ勉強するなら一緒にとったら良いんじゃねと、一石二鳥的な気持ちで受験を決意した。
正直QC検定は、計算につかう式を覚えておきさえすれば合格はどうにかなるだろう。しかし、実務に活かすとなると、式の成り立ちを知っていた方が感覚的にも有利であると思っている。というのも、型にハマりすぎて、あやふやな理解で誤った手法を使ってしまう危険性があるからである。特に検定(t検定とかF検定とか)を行う際に、対象によって使い分けを迫られる場面がある。
そこで統計検定である。統計検定では、しっかりとした理解がないと問題が解けない様になっているので、QC検定の暗記のみになりがちな勉強方法を理解型に導いてくれる。
実際私も、QC検定→統計検定→QC検定の流れで学習したが、統計検定を勉強した後のQC検定の問題の捉え方の変化に驚いた。
数式の!意味が!わかる!
(それまでやっていたQC検定の勉強はただの暗記)
そんなこんなで、半年の間に統計検定とQC検定の2級を取得した。
【実務の変化】
統計検定を勉強し始めてからというもの、実務で扱うデータを見る目が変わった。それまで、「標準偏差って何?SD? SDカード?」「標準誤差と何が違うの?SEってシステムエンジニア??」「t検定?あーー、Excelの機能でポチッとやるやつね!P値が0.05より小さかったら有意なんでしょ?」みたいな感じで、平均値くらいしかまともにわかってわかっていなかったので、過去の自分を責めたいくらいだ。
現在は、上司から「こういうときに使うのどんな式だっけ?」
「ああ、それは、、(スッ、、)これですね。この時の検定は、、、」みたいな感じで(だいぶ大袈裟に書いているが)、少しは頼られているかなと思うくらいにはなった。
なのでまあ、今後QC検定を受けようと思っている人は、統計検定も併せて勉強することをおすゝめする。
今後は、勉強の仕方と実務での利用について、自身のスキルアップも兼ねて記事にしていこうと思います。
ですので、次回の記事では、使用した参考書や問題集についてまとめようと思います。
ご意見、ご感想等ありましたらコメントよろしくお願いします!
それでは、また。