最近,作業科学について学んでいる
タイトルの通り,作業科学を学ぶ時間が増えている.
きっかけは,検討会にむけて事例をまとめているときの友人の言葉だった.
「このクライアントは,その作業ができるようになってどういう存在になった?」
と言われたことだった.
今まで失っていた作業を再獲得し,「元気になった.またできると思っていなかった」とクライアント本人や家族に感じてもらえたことを,もっと言葉として伝えられるのではないかと思えた.
doing:すること
being:存在すること
becoming:変化すること
belonging:所属すること
最初にこの4つの視点を特性とする作業的存在について学んでいる.
学んでいて思うことは,今までその人のdoingにばかり注目していたということ.その人にとっての,doingが,可能になった,増えた,質が向上したなどということまでしか,考えていなかった.
その人のdoingが変わり,being,becoming,belongingにどのように影響していったか,逆にどのようにdoingに影響しているのかといったことも考えながら,クライアントに関わっていきたいと思う.
もちろん,作業科学にはもっと多くの知見がある.少しずつ学び,クライアントにより貢献できる存在になっていきたいと思う.