モンスターハウス
前の記事からもう3ヶ月も経ったらしい。
ここ最近DiFun自体が物凄く成長したので、少し記録したい。
ほぼ情報を発信をしていないので外からは見えないけど、開発も組織としても、私自身も3ヶ月前からだいぶ変わったなと。
今はコアメンバーが4名に、アルバイトが3名の計7人体制だ。近々また数名開発人員の追加と営業も増える予定なので、モンスターハウスみたいなスピードで増えている。とはいえ、最低限の人数で回るようにしている少数精鋭を心がけているので、全員めちゃくちゃ優秀な訳だ。
DiFunは軸となる研究開発とマネタイズを2軸に分けている。研究開発の方向性とある程度の開発の見通しが立ってから、会社が破綻しないようにマネタイズにも着手し始めたが、それも少しずつ回り始めて、組織として少しずつ歩けるようになってきた。
自分の成長も含めての振り返り
まず最初に
人って性格や考え方を思ったより変えられるんだなと思った。
長期的には楽観的な姿勢は持ってても、ベースでは自信がなくて、私には無理かもしれないと深夜によく泣いてたが、最近は泣くことがほぼ無くなって、かなりメンタルがタフになった。
最初にやったことは、メンタルがタフな人間を周りに置くようにして、観察して少しずつ思考回路や言葉遣いを真似始めた。
それからはオススメされたアファメーションの本を読んで、書いてることに取り組んだ。〇〇しなきゃいけない、はよく使ってたけどこれ辞めるだけで悲観的に引きずられることがほぼ無くなったかな、思ってた以上に。
性格なんて生まれ持ったものであんまり変わる訳ないって思ってたけど、想像してたよりメンタルの調子が変わりすぎたので、なんなら自分が1番びっくりしてる。
勿論ずっと取り組んでるおかげで、かつ日々勉強をしてるから付いてきた自信もある。
そして恐らくもう一つの要因としては、誰のどのアドバイスをどこまで聞くか適切な距離感を掴んだからだと思う。自分と他人の境界線をはっきり分けられるようになった。
だから人に振り回されることが無くなったかな。
創業したての時はずっと苦しくて仕方なかったのに、最近は本当ずっと楽しいし、プレッシャーも楽しめるくらいには逞しくなった。人間って、慣れるし強いんだなと。
ふたつめ
前まではチームを築く上で、自分の出し方が分からなかった。なるべくフラットな関係で、お互い意見を言い合えるような関係性を構築したくて、
自分については殆ど喋らなかった。
“大した事できないです…私なんて…たまたまです”的な姿勢ばかりとってたが、主張するべきところでは主張しないと信用してもらえない訳だ。
自分はどんな経験を積んできて、何に秀でてるかははっきり言う必要がある。
気兼ねなく意見が出るのはいいが、下手に出過ぎてリーダーとして不信感に繋がると、それはそれで最悪なのだ。これは社外も社内も同じで、ただその人が凄そうだから全面的にその人の意見を採用するのではなく、都度その人の背景を見た上で、1番経験値のある人の声に耳を傾けた方がずっといい方向に導いてくれる。
基本姿勢として私が大切にしているのは、役割分担をして、特定の分野に関しては口出しをしすぎず、担当者に責任を持たせて信頼して任せることだ。
自分はその姿勢を取ってても、他の人にも言わないと分からないわけで、且つその人自身に他の人を評価できるほどの情報量を持ってない場合は察してほしいところが通用しない訳だ。
だから、自分はこの分野は少なくともこのチーム内で常に勉強もして1番経験も積んでいるから、信用して任せろと、要所要所ではっきり線引きをする必要がある。
(それ以上は無駄な議論だし、お互いにストレス。)
最近はここの加減がちゃんと掴めるようになってきた。本来人間は、自分は何に秀でてるかは他人に見出してほしい性だが、とるコミュニケーション量的にどうしても見えないし、繰り返すが、その人の専門外の場合は一緒にいようとも、評価出来るだけの情報量がない場合は分からないのだ。
だから思ってる以上に“自分はこれに関しては、これだけの経験がある上での意見です”って自己主張は大切。
建設的な議論ならいいが、不信感からくる議論は答えが出ない。ただその人を信用してなくて、否定したいだけになるから。
みっつめ
最初に一緒に始めたメンバーは、皆んな面白いことが出来れば、と軽い気持ちスタートだ。
半年、一年もやってて自分が成長すると、見える景色も描く夢も大きくなる。
でも、そういうのを押し付けるのは良くないと思ってて、人にはそれぞれの人生があるし、それぞれ関わりたいだけ関わってくれればいいと思っていた。
だがやっていく上で、私が描いてるゴールが大きくなっていって、それを達成するには、楽しいだけじゃなくて、それぞれ今よりもっと各々自分のスキルを磨く必要があるしもっと努力が必要になる。その努力を人に押し付けるのもなぁ…と一歩引いていたが、
最近それぞれメンバーに個人で、
かいるん(社長)半年前からすごく変わったよね。今の私から見える、自分に足りてない所を教えてくれないかと。
とたまたま同時期にそれぞれ個別で連絡をくれて、そこで腹を割って色々と話した。ビジョンだったり、私からの分析したフィードバックだったり。
自分の足りないところを指摘されても、多くは嫌になるだけだから、業務上必須の点だけ最低限だけを伝えるようにはしていた。
この頃コミュニケーション不足も相まって少し議論がヒートアップしがちだったが、何かしら感じ取ってくれて、個別で連絡くれて
ちゃんと都度もっとビジョンとか共有してください。少なくとも、しっかり付いていくつもりでいます。何をしたらいいかとか、もっと色々言ってください。
と言われた時に、ぁあ、メンバーに迎え入れる人を間違ってなかったんだなと実感した。
良いチーム持ったなぁととつくづく。
それから私が馬鹿げたことを言っても、それを馬鹿げたこととしてではなく、大真面目に達成するにはどうしたから良いかを考えてくれるの、なんか頼もしいなと思った。
言ってることの馬鹿馬鹿しさが分かってないのか、呆れてるのか分からないけど、
当たり前のように受け入れてくれるの良いなと。だから一緒に仕事してて、凄く楽しい。
今もまだまだスタート地点で、少しずつ基盤を整えてる最中だけど、これからが凄く楽しみ。
DiFunはなぜか、めちゃくちゃ優秀な人(同時に極端に大切なところをどこかに置いてきてるのが面白いけど)が集まってて、
最近も興味持ってくれて一緒にやりたいって連絡があったりして、凄くうれしいし、一緒に新しく色々出来るのもすごく楽しみ。
なんか、いいよね。