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45. 縄文時代の宇宙港?伊勢堂岱遺跡 ~ストーンサークル~

北秋田市脇神字伊勢堂岱の小高い丘で発見された伊勢堂岱遺跡を見学してきた。予定はしていなかったが、道すがら見つけたので立ち寄ってみた。

大館能代空港へのアクセス道路建設に先立ち、1994年から発掘調査を行ったところ、翌年、複数の環状列石を確認したため、道路のルートを変更、遺跡を保存することになったという。2021(令和3)年7月27日に「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界文化遺産に登録された。

記念に残された橋脚

当遺跡は列石の年代推定から、縄文時代後期前葉(約4000年前)とされている。環状列石A:直径32m、環状列石B:弧状、環状列石C:直径45m 環状列石D:弧状 4つの環状列石が集中している遺跡は世界を見渡しても他に例がない。

伊勢堂岱遺跡地図

遺跡からは動物形土製品、キノコ形土製品、板状土偶などが発掘された。

伊勢堂岱遺跡 出土品

環状列石が形作られた目的は不明だが、今のところ祭祀場所と考察されている。ちょうどジュニアボランティアガイドが始まる時間だったため、さっと解説して頂き、予備知識を入れてから現場へ。

どの遺跡に行っても、まずは遺跡の標識を撮影。

標高45m、広さ20ha。白神山地を望める風光明媚な場所に位置している。炎天下のため、誰1人見学者は見当たらず、完全貸し切り状態。音は鳥のさえずりと風の音のみ。

環状列石Aは完全な円を描き、メロンのような形に見える。石は大きい川原石であり、米代川、その支流の小猿部川から運ばれた。ちなみに近くを流れる湯車川には鮭が10月頃に戻ってくるという。浅くて清らかな川に鮭が跳ねながら泳いでくるのであろう。

この4つのストーンサークル………どう見ても宇宙船の着陸した場所を記録として丸く囲んだようにしか見えない。まるで事件現場にチョークで囲んだ印のよう。

伊勢堂岱遺跡 環状列石Aと白神山地

4000年前のある日、光り輝くUFOが突然舞い降りた。縄文人はそれを神とあがめ、神聖な場所として祭祀を行い続けた。

という場所が地球には数多あるのだろう。日本では岩船と名付けられた場所が多く、その地に立つと反応する人もいる。紀元前の史料にも「光り輝く丸い物体が現れ・・・」という記録が見える。詳細が全く分からない有名な祭祀もある。山の上で単独で! 長い棒に松明を灯し、天に届けようとする祭祀もある。かなり怪しい。

確かに祭祀をしていたが、その発端は何だったのか?そこまで思いを馳せたほうが面白い。

伊勢堂岱遺跡のストーンサークルのそばに立つと、とにかく気持ちよい。暑いけれど木陰にならいつまでもいたい気分。例えるなら、空海が選んだ高台のようでもある。周波数がかなり高いに違いない。

誰が訪れたのか?・・・アークトゥルス、とすぐに浮かんだ。前夜、森の夜空に輝いて妙に気になっていた。いやいや、他の異星人の宇宙船も着陸したのではないか。すぐ近くは大館能代空港。能代にはJAXA能代ロケット実験場がある。現代と縄文の空港が隣接か?そんなことを思いながら夏の風に吹かれていた。

能代出身の友人が言っていた。
「クラスには、なんでこんなに美人ばかりなの!って子ばかりだった。やんなっちゃったわ」

筆者はその土地の顔をよく観察している。今回の北東北は大きく分けて3種類の顔つきがあり、①純日本人の色白丸顔平たく目鼻立ち小さめ、②色白丸顔目鼻立ち大きめ、③面長段鼻目鼻立ち大きめ。飛行機の前席と後席の女性が同じ段鼻でそっくりであった。南東北のいわゆるキュートさがある秋田美人とは違い、シックで大人っぽい顔立ち。

伊勢堂岱という地名には「イセ」が入っている。上記の③の顔立ちは外来の血が濃く残ってる感覚がある。

なぜ、東北、特に秋田県人の肌の色が白いのか?日照時間の短さという説があるが、地名にアイヌ語が残っていることからアイヌの血統、白系ロシアの他に、もっと遡る外来の入植者の血統が挙げられるだろう。

北海道・北東北縄文遺跡群の謎が解ける日が待ち遠しい。

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KAILA
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