蔬菜育種におけるDNAマーカー支援選抜と育種利用 スイカ編 #001【スイカ果実形状選抜マーカー】
有用形質選抜のためのDNAマーカー
スイカ編 #001 【果実形状選抜マーカー】
Watermelon [Citrullus lanatus (Thunb.) Matsum. & Nakai]
【概要】
IQDタンパク質をコードするClFS1遺伝子の159bpの欠損はスイカの果実形状に関与する。
スイカ [Citrullus lanatus (Thunb.) Matsum. & Nakai]は、果実のサイズや形状に多様性があることで知られている。
果実の形状はスイカの品種改良の大きな目的の一つであった。
しかし、スイカのこのような重要な形質に関する候補遺伝子や、その背景にある遺伝的なメカニズムは不明であった。
本研究において、スイカゲノムの3番染色体上に果実形状を制御する遺伝子座を同定した。
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