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海外旅行記〜カンボジア編⑥〜 カンボジアの村での衝撃の自給自足生活

カンボジア旅行記⑥ 1/3(4日目最終日)の午前

バンテアイスレイ遺跡へ。
昨日スーパーで出会った成田夫婦が離団!?

このところもう遺跡の違いがわからなくなってきた。
もうええでしょう。
ところで、昨日スーパーで出会った成田夫婦は、急遽今日の午前ツアーを離団していた。成田夫婦も遺跡観光に飽きてしまったのかしら?
体調不良か?寝坊か?何かあったのだろうか、、、
とりあえず有名なバンテアイスレイ遺跡へ。
バンテアイスレイ遺跡は10世紀に建てられたヒンドゥー教の寺院。バンテアイスレイは日本語訳で女の砦。精密な彫刻が有名で、赤褐色の石で出来た遺跡だった。

保存状態のいいバンテアイスレイ遺跡

カンボジアの村を見学
衝撃の生活とは!?

遺跡鑑賞の後には、カンボジアの人々が住む村へお邪魔した。
ここでもカルチャーがショックを受けた。

高床式の家での生活だった。
日本では教科書でしか見たことない。
オンボロの家だ、、、。
三匹の子豚の話で言うと、1番目のわらの家もしくは2番目の木の家くらいのレベルである。
雨とか風強い日どうなんの!?
家は当然自分たちで建てるらしい。
木材を買ってきて、自分たちでカットして建設。
兄弟は必ず隣同士に家を建てるらしい。

そして、水道や下水道は当然ない。
雨水、川の水で生活をする。食べ物も自給自足。
魚、果物(ドラゴンフルーツ、レモン、スイカ)、野菜(パパイヤ、にんじん他)を育てながら、犬、牛、鶏と共同生活。
犬はペットとして共同生活。
牛は牛乳、肉として。鶏は卵、肉として。
朝は鶏のクックドゥードゥルドゥーという鳴き声で起床するらしい。

カンボジアの田舎の家
高床式の住居

生きる力とは

この生活を目の当たりにして、
生きる力という意味で、僕らは完全に劣っていると感じた。
それなのに、僕らの方が裕福な生活をしているのは事実。
決して僕らが凄いわけではなくて、
ただ日本に生まれただけだ。動物としての生きる力としてはカンボジアの人たちが圧倒的に優位に感じた。

余談だが動物愛護団体、ベジタリアンという概念は暇を持て余した、裕福な人間のお遊びなのではと感じた(極論)。
生きることに必死な人間にそんな余裕はないのではないか。そんなことも感じさせた風景だった。

それでも各家庭に存在したiPhoneが、
スティーブ・ジョブスの功績をさらに際立たせる。

遺跡観光に戻る
親と子供、どちらが大人か

村の観光が終わると、また遺跡観光だ。感想は正直同じである。
すげぇ、でもピラミッドの方が食らったなって感じ。

ここで、隣にいたツアー客が少し気になった。

少年Bが父と母とでツアーに参加していたのだが、遺跡鑑賞中にスマホばかり触っていた。
すると、父親がダメだと叱りつけていた。
それに対して[なぜダメなのか]少年Bが質問していた。
いい質問だったので、僕は父親の回答に聞き耳を立てた。

すると、父親はまさかの行動に。
子供の目を真正面から見て、睨みつけていた。
威嚇なのだろうか、すごく不気味な空気があたり一体を包む。

一体どちらが子供なのだろうか。
[ダメだからダメ]は社会では通用しないはずだよな。
なぜダメなのか、それを教えることが教育なんじゃないのか??
この父親は自分もこういうカルチャーで育ってきたから、それしか教えられることができないのだろうか?
といろんなことを考えながら少年Bの親に少し注目してみることにした。

少年Bの親の行動観察

遺跡観光中も、父親は子供達を置いて、ツアーの団体の先頭を歩く。
そして、なぜか先導するガイドのチャンラーをも追い抜く、最高難度のせっかちを発動していた。

親(青色)がガイドのチャンラー(左の男性)を追い抜く決定的な場面



絶対にツアーというパッケージが向いていない人種だ。
チャンラーの少し長めの話を聞いている時もおでこにシワを寄せながら[暑いなぁ]みたいな顔をずっとしている。
なんだこの人は、、、

カズがカンボジアに行きたい!というから連れてってあげたという状況なら何とか理解できるが、カンボジアに限ってそんなことはないだろう。
おそらく父親の完全なエゴに子供が付き合わされているだけなのに、その態度はないだろ。
こんな人はカンボジアで自給自足生活をやらせて改心させた方がいい。出家した方がいいとすら思ってしまった。

こんな父親にはなりたくないなぁと思いつつ、リュウの父親のように息子に優しくしすぎると、それはそれで子は捻くれるのだろうか、、、
子育ては難問である。

お腹が空いた。
次の食事が、ツアー全員での最後のご飯になる。

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