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自分でできる決算分析⑯ セブン&アイホールディングス(増収・減益、国内コンビニ減収・減益)

  せブン&アイホールディングスの2023年3月1日から2023年8月31日と2024年3月1日から2024年8月31日の第2四半期(中間期)決算について分析します。 
 セブン&アイホールディングスの「決算短信」データの入手法は以下の通りです。

 「決算短信」の1ページの赤枠に損益計算書の主な項目と包括利益が示されています。その後のページに損益計算書、包括利益計算書等が掲載されています。

 まずは、損益計算書上の「営業収益」(「売上高」)と各種損益および資本合計は以下の通りです。

 「営業収益」(「売上高」)は増えて増収ですが、各種損益は減少して減益です。中間包括損益は増えていて増益です。
 損益計算書上の損益について営業収益に対する比率で見た方が分かりやすいので、計算してみましょう。1行目の「営業収益」(「売上高」)に対する2行目の「営業損益」の比率は以下の通りです。

 分母の 「営業収益」(「売上高」)が増えて、分子の「営業利益」が減っているので、比率が下落していることが分かります。
 続いて、「営業収益」(「売上高」)に対する3行目の「経常損益」の比率を見てみましょう。

 「経常損益」の「営業収益」(「売上高」)に対する比率も下落しています。
 次に、「中間純利益」の「営業収益」に対する比率を計算してみましょう。

 この比率も下落しています。
 次に、セグメント別の「セグメント営業収益」と「セグメント営業損益」を見てみましょう。セブン&アイホールディングスは、「国内コンビニエンスストア事業」、「海外コンビニエンスストア事業」、「スーパーストア事業」、「金融関連事業」および「その他の事業」の5つのセグメントに分けています。まず、「セグメント営業収益」です。

 「国内コンビニエンスストア事業」、「スーパーストア事業」および「その他の事業」が減少し、「海外コンビニエンスストア事業」および「金融関連事業」が増加していることが分かります。また、2行目の期間には「海外コンビニエンスストア事業」の営業収益が「国内コンビニエンスストア事業」の営業収益の10倍近いことが分かります。
 次に、「セグメント営業損益」です。

 「その他の事業」以外、すべて減少していることが分かります。

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