毎日続く（！？）note更新１７日目　プラハ窓外放擲事件

　タイトルに歴史上の事件を付けてみましたが、わたくし世界史そんなに詳しくないしましてやチェコやスロバキアの歴史などほとんどありません。ただこの事件の名前が印象的なので覚えているだけです。

　じゃあどんな事件だったのか。主にWikipediaを中心にネットで調べました。

　歴史的に３度あった。
　１回目が１４１９年に宗教改革を目指したヤン・フス派とカトリックとの対立でプラハ市庁舎から人を窓から放出。
　２回目が１６１８年にプロテスタントとカトリックとの対立で民衆が国王の使者をプラハ城の窓から放出。
　３回目が１９４８年にチェコスロバキアの外務大臣ヤン・マサリクが外務省の窓から投げ出され中庭で亡くなっていた。

　みると１回目と２回目は宗教の対立から起きてますね。それから３回目はどうやら暗殺のようです。共通するのはその部屋にいるべき者、１回目はプラハ市の市街参事会の会員（どうやら今でいう市職員のようだ）、２回目はボヘミア国王の使者、３回目は外務大臣を追い出すことを目的に窓から投げて強制的に追い出しています。１回目と２回目は民衆の怒りみたいなもので窓から人を追い出しているけど３回目は暗殺の手段として窓から人を追い出しているという違いがあります。

　１回目２回目と３回目は性質が随分違うので同じ「投擲事件」にくくるのはどうかという意見はあるのではないだろうか。だけど１回目の後はフス戦争が１６年、２回目の後は三十年戦争が起き、３回目の後は共産主義体制が強化され１９９１年のビロード革命まで継続したということを考えれば、プラハで人が窓から投擲されれば長い戦争や大きな体制変化が起きることが始まるとも言える。

　さて第４次プラハ窓外投擲事件はいつ起きるのだろうか？？