見ず知らずの人にお金を渡すとは....
表題にある通り、私は見ず知らずの人にお金を渡しています。と言っても日本国内の話ではなく海外送金での話です。
私は慈善活動の一環として、ガザの住民にPayPalを使用して個人間の送金を行っているという事です。
何故、国連の機関や民間のNPO法人を経由せず送金をしているかといえば、ダイレクトに送る事が可能だからです。
ダイレクトに送れるというのが重要なポイントなのです。国連の機関やNPO法人は広告費やオフィスの維持費などに充てられる事もあります。それ自体は募金の使い方を明確にしていれば何ら問題はないです。
ただ、私個人としては困っている人に直接お金を手渡したいと願うので、ネット上ではありますが個人口座に送金という選択をしております。
また、個人間の送金を通して、ガザの人々の現状(惨状)をリアルに知る事が出来ます。
しかし個人間の送金は、詐欺に遭遇するデメリットもあります。紛争地域や占領地で苦しんでいる人が居るのも事実ですが、全ての人が善人であると限らないからです。
ですので、個人間の送金はリスクを伴う事もあるということはお伝えしとかなければいけないでしょう。Facebookでの投稿やメッセージが如何にリアルなものであっても、それが本当なのかどうかは確かめようがないからです。
事実、ガザ地区の慈善団体へ送金した際に、後日返金された事例がありました。
これは、慈善団体が詐欺をしていたと必ずしも言えないですが、Facebookが不透明な活動をしている団体を削除した可能性もあるのです。
Facebookで紛争地域の人と友達になるのは、お金を請求される場合がほとんどです。Facebookのタイムラインでチャリティ活動をアップしたり、紛争地域の記事を載せたりしてると、紛争地域の住民にリクエストを要求されます。多くの場合は、金銭の要求です。
ただ、それでも私がガザ地区への住民に送金をするのは、占領地であるということを知っているからです。
パレスチナ自治区へ取材に行ってるジャーナリストや現地で活動するNPO法人のスタッフみたいに、リアルな惨状は知りません。
ですが、一般的な日本人より、パレスチナ問題を知っているので、無関心を装うことなく当事者意識を持って個人間の送金という支援活動に勤しんでおります。
自分の住んでいる地域ではない、ましてや言語も文化も違う人へどうやったら寄付ができるのか?
決め手は、当事者意識を持つ事です。尤も、全ての人にこの個人間の送金をオススメしている訳ではありません。
ただ、寄付や慈善活動に少しでも興味のある方はしてみては如何でしょうか?