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アムステルダム(オランダ)で考えたこと アムステルダム(オランダ)~アントワープ、ブルージュ(ベルギー)~ロンドン(イギリス)の道すがら ② <第57回旅日記Nov & Dec 1995>
“道すがら”とは書いたものの、鉄道や船があるから思いのまま、思いつくまま、移動のできる大移動だ。ひとっくくりにしたのは、記憶の断片はあるけれど、物語として紡いでいく記憶はない。 どこへ行っても平らなところは厭! どこへ行っても平らな郊外を近距離(東京から埼玉や横浜より遠くへ行く感じ。そう、成田まで各駅停車で行く感じに似ている!)の列車に、緊張感もなく乗っていると、アントワープとかブルージュに着く。 季節さえ春とか初夏であれば、街や家々を美しい花が彩り、街角のカフェで
アムステルダムで考えたこと アムステルダム(オランダ)~アントワープ、ブルージュ(ベルギー)~ロンドン(イギリス)の道すがら ① <旅日記第56回 Nov.1995>
12月(1995年)になろうとしている。ヨーロッパの旅が終わりに近づいてきた。1月にはロンドンからアメリカ東部のボストンに飛び、あとは大陸を西へ西へと進み、西海岸のシアトルから帰国することになる。 寒いが仕方ない。先にイギリスに行っておこう。 さてと、11月初めのドイツ北部の寒さに恐れをなして南に待避するようにイタリアに向かい、イタリアからは南フランスを通り抜けスペインに行こうとしたところで、フランス国営鉄道のストライキに出くわしてしまった。 フランスはヨーロッパの中で