海城生の普段の勉強習慣
はじめに
文化祭実行委員会の川並です。
今回のテーマは「海城生の普段の勉強習慣」。
海城生の勉強習慣はどのようなものなのか、2人の海城生に語ってもらいました。
高2 小玉 悠人
まずは失敗談から話そうと思います。
海城に入り初めて宿題が出されたとき、当時まだ「計画性」というものを身につけていなかった私は痛い目を見ました。提出前日だというのにまだ宿題が3分の1ほど残っていたのです。仕方ないので答えを写しました。その時の試験の結果は惨憺たるものでした。幸運なことに私はこの経験から、なるほど宿題は毎日やらなければと割と早い時期に悟ることができたのです。
この話から何を言いたいかということですが、端的に言えば、「宿題は計画的にやれ」ということです。正直小学校の宿題とは訳が違います。適度にビビっておく位の方がいいのかもしれません。
一応言っておくと、中学生の時私は、宿題を大体試験3週間前までには終わらせそのまま試験勉強に入るというサイクルで勉強してきました。
そのサイクルも高校に上がり乱れてきました。主な原因は塾に行き始めたということです。塾の宿題をやりつつ、次第に量が多くなってきた学校の宿題もこなすというのはなかなかきついものがあります。分身の練習をしておけばよかったです(笑)。とはいえ、悲しいことに人間は分身なんてできません。そこで分身に代わる特殊能力を身につける必要が出てきます。その特殊能力というのが「計画性」です。「計画性」は天から降ってくるものでも道端に落ちているものでもありません。もっと言えば、そもそも一昼夜で培えるものではありません。「計画性」というのは習得するのに何年とかかります。高校に入ってから身につけようとするとかなり苦労することになるでしょう。そこで言いたいのは、「計画性」は中学生のうちに身につけておいた方が絶対にいいということです。個人的には、中学校では「計画性」を身につければあとは好きにしていいとさえ思います。
では「計画性」はどのように身につければいいのでしょうか。一番手っ取り早い方法は「宿題を毎日やる」ことだと思います。宿題を毎日やるというのは予想より難しいです。今日どれくらいやれば目標通り終わるかと言うことを毎日考えなければなりません。しかしそれが計画を立てる練習になるのです。宿題を終わらせないのはそもそも問題ですが、早いうちに短期間で宿題を終わらせて余裕を作るというのもこれはこれでいつか破綻します。計画を立てて「適度に」宿題をこなす、このことを意識すれば高校に入ったときには必ず「計画性」を身につけていることでしょう。
高1森 和浩
私は、定期考査期間でない時は主に数学と副教科の勉強をしています。
まずは数学ですが、考査ごとに試験範囲の問題集の提出が課されるので、授業で扱った分野から早めに
コツコツ進めています。そうすることで授業内容の復習になるのはもちろんのこと、毎回授業冒頭に行われる確認テストでもいい点数が取れるので一石二鳥です。授業と並行して問題集を解き進めることで、授業で試験範囲をやり終えた頃には問題集が終わっているので、考査期間中はかなり精神的に楽になります(笑)。私の経験からして、成績の良い人は早くから問題集に取り掛かっているという印象を受けます。
次に副教科ですが、中三の三学期の期末考査から副教科が試験科目になります。副教科は大学受験では使わないことから疎かにしがちなので点差が開きます。そこを狙って副教科の点数で主要教科のミスをカバーする事もできます(笑)。やはり考査期間中は主要教科や自分の苦手教科の勉強に時間を使いたいので、数学と同様に早めに副教科の勉強をしています。これは私が中一の時からやっていたことなのですが、教科書やプリントの内容を自分でまとめてノートに書くとよく頭に入ります。自分が教師になったつもりで板書の計画を書いているようなイメージでやるといいかもしれません。
これまで私の定期考査期間でない時の勉強習慣について書いていきましたが、もちろんのこと人によって様々な勉強習慣があります。早いうちに自分に合った勉強習慣を確立させることが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
早くから計画的に。当たり前のことを当たり前にやるのは難しいですが、それができた人が当たり前じゃない、すごい人になれるのではないでしょうか。
海城には勉強ができるすごい人もたくさんいますが、そのほかにも様々な能力を持ったすごい人がいます。ぜひ他のオンライン海城祭のコンテンツもご覧ください。