見出し画像

アニリン塩酸塩-ホルムアルデヒド樹脂(アニリン塩酸塩樹脂)

概要

アニリン塩酸塩とホルマリンを混合すると, 赤色のゼラチン状ポリマーが得られる。


試薬

アニリン C6H5NH2 15ml 6.0M
塩酸 HClaq 20ml (水と塩酸 1:1) 37%
ホルマリン(12M ホルムアルデヒド HCHO) 10ml


器具

100ml ビーカー×1  蒸発皿×3   メートルグラス×1   
10ml ピペット×2   5ml ピペット×2


手順

※この実験はドラフト内で行う。また、「職場の安全サイト」に掲載されるくらい危険であるので、取り扱 いには充分注意する。危険性をしっかり理解した上で実験を行うこと。


① 100ml ビーカーに, 5ml ピペットで塩酸 10ml, メートルグラスで水 10ml, 5ml ピペットでアニリン 15ml を入れ, アニリン塩酸塩溶液を作る。

② 蒸発皿に 10ml ピペットでホルマリン 10ml を入れ, その上から 10ml ピペットでアニリン塩酸塩溶 液を約 12ml 入れる。

③ 反応が起こる。(結構早い) 説明 アニリン C6H5NH2 とホルムアルデヒド HCHO を塩酸の存在下で縮合させてつくられる樹脂。
この反応を続けていくと三次元の網目構造が形成されて硬化し,熱硬化性樹脂となる。電気特性にすぐれ、かつては電気絶縁体製品として使用されたが現在では、エポキシ樹脂やフェノール樹脂にとって代わら れている。最近では低分子量の樹脂をつくり、エポキシ樹脂の硬化剤、フェノール樹脂の改質剤などに 用いられているのみである。

By コトバンク https://kotobank.jp/word/アニリン樹脂-1143308




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?