ケミカルガーデン
器具
500mlビーカー、薬さじ
薬品
ケイ酸ナトリウム、金属塩(塩化鉄、塩化コバルト、硫酸銅etc…)
実験の手順
500mLビーカーに水を入れケイ酸ナトリウムを(頑張って)溶かす。量は適当だが、多い方がよい。
ビーカーに金属塩を入れる。
原理説明
どの結晶も原理は同じなので、塩化コバルト(Ⅱ)を用いた場合を例にして説明する。塩化コバルト(Ⅱ)の結晶の表面が水に溶けると、水ガラスと反応して薄いケイ酸コバルト(Ⅱ)の膜ができる。この膜は、水は通過できるが塩化コバルト(Ⅱ)は通過できない性質を持つ(半透膜と呼ばれる)。膜の中では結晶が次々と溶けているので、膜の外よりも濃い水溶液になる。すると、膜の中と外の濃さを均一にしようとして、水が膜の中に入ってくる(浸透と呼ばれる)。そのとき入ってきた水によって膜の中の圧力が外よりも高くなり、膜が破裂する。これによって塩化コバルト(Ⅱ)の水溶液がもれ、水ガラスと反応して半透膜を生じることを繰り返す。
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