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老中・菅さん

江戸時代後期の話。


江戸の三代改革の一つ、
天保の改革とやらが老中・水野忠邦によって打ち出された。


天保の大飢饉とやらがあって、
食糧不足、人口増加、物価の上昇が起こって
幕府がそれに対処しようということで行った改革だ。


具体的にどんな改革だったかと言えば、

人返し令、株仲間の解散、徹底的な倹約、上知令。


簡単に説明してみる。

人返し令とは、人口増加によって食糧不足になったことをうけ、田畑を捨て地方から江戸に流れ込んだ農民を強制的に故郷に返し耕作させて年貢を納めさせようとしたこと。



株仲間の解散とは、物価上昇を抑えるために物の流通を管理していた同業者組合を解散させたこと。

徹底的な倹約とは、文字通り贅沢を禁止にしたことだ。歌舞伎や落語などの人々の娯楽を制限した。

最後に上知令、
幕府が年貢の効率が良い大名や旗本(要は地方)の領土を幕府の領地と交換しろと命令した。
これが天保の改革を終わらせるトリガーになったようだ。


今見返せば、
農民、商人、大名と、
偉い身分から低い身分までそれぞれに厳しい法律が課せられたんだなってことが分かる。

やろうとしたことはなんとなく理解はできるが、
知っての通り結果的にこの改革は失敗する。



あんまり歴史に詳しくはないが、
この改革に激しい反対の声が起こることくらい分かるさ。



今現在、
コロナで大変なことになった世の中を政府がどうしたかってことを見れば。


緊急事態宣言、特措法が天保の改革だとしたら、

go to は突如終わり都市の往来はやめてくれと言われ、
商売人は生きるための商売をできなくされ、
庶民の娯楽である劇場、舞台、映画、イベントは制限され、
政府と地方自治体は互いにあーだこうだ言われたり言ったりで仲が悪い。


そんでもって補償はない!
だが年貢は納めろと。



おい!
水野忠邦!


令和の政治の失敗を学んでから改革してくれ!



お、逆か。

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