県庁所在地は金沢市ではなかった!
生まれも育ちも石川県金沢市なのに、ふと思ったことがあります。
「そういえば、なんで石川県って名前なのだろう」
石川県という名前について調べてみるとはじめにとても面白いことがわかりました。県庁所在地は金沢市ではなかったのです。ご存知でしたでしょうか。
それでは金沢市ではなくどこだったのか。歴史とともに紹介します。
明治4年、廃藩置県が行われ今の石川県は4つの県に分かれていました。それから合併が進み、県庁が石川郡美川町に設置されました。
なんと、県庁はずっと金沢にあったわけではないのです。
なぜ石川郡美川町だったのでしょうか。その理由は、能登は七尾県という名前で分かれていたため、当時の石川県の形では美川の方が中央に位置し、交通等が便利だったそうです。しかし約1年後に七尾県が廃止され石川県が能登も管轄としたため、県庁が金沢になりました。
ちなみに石川県という名前はその当時、郡や山・川の名が県名とされたためだといいます。
そこで次は石川の地名の由来を調べてみました。石川は文字通り石の多い川のことで、県最大の河川である手取川のことだそうです。手取川は上流から石を多く流すことから通称「石川」と言われ、手取川の周辺もこの名で呼ばれるようになったとのことでした。
石川って手取川だったのか!知らなかった!
そう思うと石川県という名前に誇りと愛着が湧いてきました。昨年の2月2日で石川県が発足して150年になりました。
改めて地元のことを調べてみると、地元のことをあまり知らなかったと気がつかされると同時に、たくさんの先人の方々の思いによって築かれた土地であるということに気がつかされました。次の世代へこの郷土を繋いでいくために、まずは地元を知ることって大切なことだと思いませんか。
今回は石川県という名前でしたが、他にも石川県に関することを今後紹介したいなと考えています。