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【歴史】奈良県旅行から連想する「邪馬台国東遷」
先週12月16日(月)~20日(金)に奈良県に旅行してきました。1日目に宿泊した奈良駅前のスーパーホテルと2日目に宿泊した十津川温泉の「十津川温泉 静響の宿 山水」は、温泉付きでした。
疑問に感じたのですが、スーパーホテルの方は「地下800mから汲み上げている」と書いてあったので温泉の由来は分かるのですが、十津川温泉には何故、温泉が湧き出ているのでしょう?
かねてより、「近畿地方には火山は無い」と聞いていましたが、火山の無い地域に何故、温泉が沸くのでしょう?
…という漠然とした疑問を抱えていたところ、ちょうど12月22日(日)の「日曜美術館」で「熊野 聖なる謎 〜神の像・神の宝〜」を再放送していました。
番組では、南紀・熊野の特長的な地形や景観が火山によって形成されたことや、「火」の祭りである「御燈祭(おとうまつり)」を紹介していました。
番組中で出てきた「熊野カルデラ」で検索してみたところ、下記のサイトに説明がありました。
紀伊半島の真ん中あたり、すなわち奈良県の真ん中あたりに「中央構造線」が走っています。旅行の2日目に、奈良市から十津川村に向かう途中で、五條市の市街地から旧西吉野村、旧大塔村に入るところで急に景色が変わり山岳地帯になったことに違和感を感じたことを書きました。
ちょうどこの旧五條市と旧西吉野村の境目あたりに、「中央構造線」が走っているように見えます。
星野之宣の「ヤマタイカ」は、邪馬台国が、「甘木」(福岡県)⇒「阿蘇」(熊本県)⇒日向(宮崎県)⇒熊野(和歌山県)⇒大和(大阪府・奈良県)へと東遷(とうせん)していくという「邪馬台国東遷説」がベースとなった物語です。
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九州から近畿地方に東遷する際に、直接、畿内地方に上陸せず、紀伊・熊野から上陸したのも、紀伊・熊野地方に火山に纏わる歴史・文化があったことが大きな理由かと思われます。
今回の旅行は奈良県止まりでしたので、やはり、熊野、伊勢には早く行ってみたいですね。
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