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「腹落ち」しないとチームは動かない話〜センスメイキング理論

今回のnoteでは、木下斉さんがVoicyで話されていた「センスメイキング理論」の話について。私自身、仕事でチームをまとめる際にいろいろと日々悩みながらやりくりしていたタイミングで、この話はどストライクな内容でしたので、自分自身の頭の整理も兼ねて書いてみたいと思います!




●センスメイキング理論とは

センスメイキング理論は、チームで動いていく上で、どのようにチーム全体でその意義を理解し、行動に移していくか、を考えていく概念のことです。とはいっても、なんか「センスメイキングと言われてもちょっと分かりづらい」ということで、下記の入山さんの本ではセンスメイキングを「腹落ち」と表現されています。


●腹落ちをしない限り人は動かない

腹落ちをしない限り人は動かない・・・私自身も日々このことについて悩んだりもがいたりしながら、試行錯誤している状況です。
日々、会社から「これをやろう」「あれをやろう」といった指示が飛んできたり、私自身が「今はこれが課題だから〇〇をやっていこう」と指示を部下に出す際も、単に指示するだけでは部下は動いてくれない。まさに身を持って感じていることです。


●どうすればチーム全体で腹落ちしていい仕事につなげることができるのか

では、どうすればチーム全体で腹落ちしていい仕事につなげることができるのか?について書いてみますと・・・。

・「なぜ」それをやるのか、メンバーが納得できる理由を示す

何より、その案件を「なぜ」やらなければならないのか?なぜの部分を考えていくことが後にも先にも重要です。
そして、その「なぜ」は、リーダーだけが理解しているだけではだめで、メンバー層にも「なぜ」について、メンバー層も納得できるように、噛み砕いて現場レベルに翻訳して、その理由を示していかなければなりません。

例えば、経営層から「〇〇をやる」という指示が来たとして、それを現場のリーダーは、「経営層がこれをやるって言ってるから、現場でもやっていこう」なんていう指示出しは最悪です。そこには現場リーダーの意思などまったくなく、言われたから仕方ないからやるか・・・という、まったく現場メンバーには火がつかないテンションの低いプロジェクトになり、そんなモチベーションでは良い結果なんて生まれるわけはありません。

そうではなく、「〇〇をやる」ということに対して、まずリーダー自身が「腹落ち」することが重要です。リーダーがそのプロジェクトに対して、会社レベルではなく、社会レベルで「これは必要なことなんだ!」と意味づけして初めてリーダーの腹落ちとなり、リーダーが腹落ちして初めてメンバー層にも響くような納得できるような説明として伝播していくようになります。

・その人それぞれで合意できる「意味付け」を工夫する

そして、その「腹落ち」というのも、人によって納得するポイントが微妙に違ったりするものです。
ひとそれぞれ性格も違うし、やりたいことも違ったりします。そんな多様性のあるチームの中でも、「〇〇をやる」といっても、そこに腹落ちするポイントはAさんだったらこれ、Bさんだったらこれ・・・という感じで、リーダーも意味づけの引き出しを複数準備しておくことが必要です。
そして、人によって違う腹落ちポイントを見つけていくうえで重要なのが、日頃のコミュニケーション。ちょっとした雑談や会話のひとつひとつ、その積み重ねが非常に重要だったりします。
この人はこういう性格だから、こんな伝え方がいいよな・・・、という感じで、ここはテクニックの要素もありますが、10人に対してすべて同じような伝え方ではうまくいかない、と考え、「〇〇をやる」という一つの目的であっても、伝え方は人によって微妙に変えていく、という姿勢が重要です。

●まとめ

ということで、今回はセンスメイキング理論(腹落ち)について書いてみました。
冒頭でも書きましたが、私自身チームを率いていくなかで、チーム全体が一枚岩にならなかったり、なかなか説明しても納得してもらえなかったり、いろいろ試行錯誤の日々を過ごしています。
今回のセンスメイキング理論は、そんな私にとって非常に響く内容でしたので、是非参考にして実務に生かしていこうと思います。同じようにチーム作りで悩まれているかた、結構多いように思うので、もしよかったら参考にしてみてはいかがでしょう?
(冒頭でもご紹介したセンスメイキングについての本、大変参考になるのでもしよかったら読んでみてください!)





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