子どもは親の言う通りには育たない、親のように育つ、という話
木下斉さんや大河内薫さんが以前のVoicyで語られていた「子どもは親の言う通りには育たない、親のように育つ」という言葉。子どもを持つ親として、私自身なかなか考えさせられる言葉でした。今回は、この言葉の意味を掘り下げてみて、私も含めて親が子育てにおいて心に留めるべきことについて考えてみたいと思います。
●子どもは親の鏡(子は親の振る舞いを真似ている)
「子どもは親の言う通りには育たない、親のように育つ」。この言葉は、私たち親に「今の育て方で果たしていいのか?」という振り返りの機会を与えてくれます。子どもにこうなってほしい、ああなってほしいと願うのは自然なことですが、それを実現するためには、言葉だけでなく、自分自身の行動が鍵となります。親は、子どもに対して期待ばかりして、アドバイスに熱心になりがちです。しかし、子どもたちが本当に学ぶのは、私たちの日々の行動や態度。子どもは親の鏡であり、親の振る舞いを常に観察していて、無意識のうちにそれを真似ているのです!(怖い・・・)
●親自身が常に自己反省することの重要性
このことからも、私たち親自身が自分の行動を見つめ直すことが重要になってきます。子どもに期待することを、まず自分自身が実践できているのか?自分にできていないことを子どもに求めるのは、お門違いも甚だしいと言わざるを得ません。
例えば、勉強しなさい!勉強は大事!なんて上からガミガミ言っていながら、親自身は新しいことを学ぶ努力をしていないとしたら、それは子どもにとってどのように映るのか・・・。また、常に思いやりの気持ちを持ちなさい!と子どもに言いながら、親自身は周囲の人々に冷たく接しているとしたら・・・。子どもはそんな親の姿を真似てしまうとしたら、結構ゾッとしてしまったりします。
●親の自己成長の機会としての子育て
子育ては、子どもを育てるということだけでなく、私たち親自身が成長するすごく大事な機会だと思います。子どもに見せたい姿、伝えたい考え方を、まず自分自身が体現することで、私たちは自分自身の成長につなげることができます。
私自身、成人した子どもを持つ親として、相手に過度な期待をしないよう心がけています。「人に迷惑をかけさえしなければ、基本的に自分のやりたいことを思い切りやっていけばいい」という価値観は、子どもたちにも伝えたいと考えています。
●行動で示す親の姿
この考えを子どもたちに伝えるには、まず私自身がその姿を見せることが重要だと思っています。人に迷惑をかけず、自分のやりたいことに挑戦する姿を子どもたちに見せることで、決してその言葉が言うだけではなく、言葉以上の強いメッセージとして子どもには伝わるのではないか、と思います。
子どもが親の振る舞いをどう受け止めるかは、最終的に子ども次第ですが、親として私たちにできることは、常に自分自身を磨き、子どもたちにとっていい見本になれるよう努力を続けることです。
●終わりに
「子どもは親の言う通りには育たない、親のように育つ」という言葉は、私たち親には大きな責任があり、親自身の成長の機会を与えてくれることを教えてくれます。この言葉を忘れることなく、自分自身を常に見つめ直して、成長し続ける親でありたいと思います。子育てはいいことばかりではなく、つらいことやうまくいかないことも多いですが、この言葉を理解したうえで子どもと接していけば、充実した親子関係を築いていけると思います。私たち親も、子どもと共に成長し続ける気持ちを持ち続けて、子どもたちと一緒に成長し続けていきたいと思います!
ではでは。
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