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アーニャがね、よく言うんですよ。危ない目に遭っても、ははが助けてくれるから大丈夫だって。あの子が笑顔ではしゃいでいられるのは、ヨルさんが安全基地になっているから28

 「ちょっと待って!!!戦えばいいってもんじゃないわ!!傷なら平気。腕をかすっただけよ!!」

 「だったら‥上陸はしませんから‥‥!!医師を呼んで頂けませんか!!仲間が重病で苦しんでます。助けて下さい!!」


 「ビビ‥‥!!!」

 「あなたは‥船長失格よ。ルフィ。無茶をすれば、全てが片付くとは限らない‥!!!

 「‥‥。」

 「このケンカを買ったら‥ナミさんはどうなるの?」

 『ONEPIECE』ビビの言葉と、ルフィとビビのやり取りです。




 『ONEPIECE』の物語は、殆どの場合、ルフィの衝動性の高さから、敵の真ん中に突っ込み、敗北若しくは捕らえられ、そこから仲間がルフィを救出し、再びルフィと仲間達が敵に挑むという展開を辿ります。



 ‥子どもは、目上の人を敬う事を学ぶ必要がある‥

 ‥子どもは、大人の指示を聞く必要がある‥

 ‥子どもは、自分の悪い行動の結果を学ぶ必要がある‥


 上記の事を、子どもが遂行出来ない場合、世の中の多くの大人は、親が叱る必要があると考えます。

 若しくは、高齢者を中心に鞭を惜しめば、子どもが駄目な子に育つと考える人も、多いです。


 ‥悪い事をすれば、悪い事が起こる‥

 これらの事を、世の中の仕組みであると考え、これを子どもに教える事を、大人の義務であると、私達は、考えます。


 しかし、これらの世の中の仕組みは、果たして、本当に正しいのでしょうか?

 否、これらを実践する事が、子どもの幸せに繋がるのでしょうか?


 多くの人が、上記のような考えの下で育てられてきた為、私達が、疑う事なく、そのように感じる事は、当然の事です。

 子どもが悪い事をすれば、親は、罰します。

 これらは、あまりにも直感的な事である為「どうしてそうなのか?」と、誰も立ち止まって考える事をしません。


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