アーニャがね、よく言うんですよ。危ない目に遭っても、ははが助けてくれるから大丈夫だって。あの子が笑顔ではしゃいでいられるのは、ヨルさんが安全基地になっているから20
「すてたらやぁーっ!!」
「どうした急に!?」
「アーニャ、おかいどくだよ。」
「??」「ピーナツ買ってやるから、泣きやめ。」
「ぴーなつ!」
「ちち、アーニャねむい。あるけない。」
「あ‥!?」
…ダメだ。理解できん。この非合理的ふるまいを解読するためには、マニュアルが必要だ…
「育児に関する本や論文ですね。少々お待ちを。」
「ありったけください。」
「子育ての基本は、信頼感です。叱るより受け止めよう。子どもと同じ目線で。子どもは、自分の気持ちをうまく言葉にできません。察してあげましょう。尋問してはダメなのか‥。」
…世の親たちは、こんな高難度ミッションをこなしているのか…
『SPY×FAMILY』アーニャとロイドの会話、育児に関する本を求めるロイド、そして、ロイドの言葉と脳内言葉です。
子どもは、本当に言いたい事や聞きたい事を、ストレートに伝えられない事が、多くあります。
たとえば、弟や妹にやきもちを焼いていた兄や姉の場合「何で弟とばかり遊ぶの?」等とお母さんに聞きます。
そこで、お母さんは「そうかな?君とも一緒に遊んでいるよ。」と答える場合が多いです。
しかし、これでは、お兄ちゃんは、納得出来ません。
本当に伝えたかった事は、お母さんとの時間が弟に取られてしまったように感じた寂しさだったからです。
お母さんが「寂しい思いをさせちゃったね。明日は、2人で電車で遊ぼうね。」等という言葉を掛ける事で、初めて、寂しい気持ちを抱いてたお兄ちゃんの気持ちを満たす事が出来ます。
子どもは、本当に伝えたい事が、言葉の裏に隠れている事があります。
仕事や家事・子育てにと、時間と心の余裕のないお母さん・お父さんには、難しい事は理解出来ますが、子どもの隠れた意図を汲み取って答えていく事が、子どもとの繋がりを作る事に繋がります。
そして、これは、子育てだけではなく、仕事や友人関係においても、活かす事が出来るので、高難度ミッションと割り切って、実践して頂きたいです。
子どもの感情や物事の捉え方は、目に見えない為、子どもが質問を繰り返してくる時等には、言動を観察しながら、子どもの隠れた意図を想像してみてください。
実験と検証を繰り返す事で、高難度ミッションのコンプリート率は、確実に上がる事を、約束します。
人生の幸福度を上げる1番の要素は、何だと思いますか?
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