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拘縮&自己抜去防止ミトン

経鼻経管中にカテーテルを自己抜去してしまうと、とても危ない。栄養剤が誤って肺に入り誤嚥性肺炎になるからだ。

その防止策として、市販の介護用ミトンをつけさせていたが、パーキンソン病が進行し指が中で拘縮するので、生地で擦れたところが傷になってしまった。高齢者は皮が薄いのだ。

何かいい方法はないかとネットを検索していたところ、錦海リハビリテーション病院のサイトに刺繍糸で編んだカバーでホットカーラーをくるんだ手指訓練具が載っていて、これを参考にしたらいいかも!とひらめいた。

ダイソーの湯たんぽカバーに親指を入れる穴を開け、クルクル巻いたネックウォーマーを縫い付けた。生地がほどけてこないよう、親指を出す穴の周りはバイアステープで始末。全部白で統一したので、拙い手縫いの粗は見えない。ミシンを使わなくてよいのは、気楽だった。

今日、母に使い心地を聞いてみた。首をかすかに縦に振ってくれたので、及第点らしい。よかったよかった。

最近の母は日に日に動きが鈍くなっている。もう腕を顔まで上げることがなくなってきたようだ。先週2日続けて調子が良いときは、発語もしっかりとしていたのに。吸引を嫌がり「全力で阻止する!」と言っていたのに。まさか、中治りじゃないよね?

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