好きにさせてくれ！

退院した父は、昼まで寝て一日中パジャマで炬燵に入り、好きな時に好きなものを食べる、今までどおりの生活に戻った。

再発して身体麻痺が残ったら大変だよ、高血圧気味だから血圧を計ろうよ、生活リズムが大事だから朝も起きようよ、食事も栄養バランスを考えて作らなくちゃ、運動不足だから散歩に行こうよ、、、娘は一生懸命に心配する。

でも、

でも、、、

そんなの関係ねぇ～！！

娘の心配は、ただ鬱陶しいだけ。退院したんだから好きにさせてくれ！と。

娘はイライラ、父もイライラ。毎日言い合いして険悪な時間ばかり。仕事も忙しいし、夜も眠れず、あ～楽になりたいとか、いけない事ばかり浮かんでくる。

はあ、、、どうしたらいいのじゃ。

でもここで、元々の折り合いの悪さが効を奏す。

体調が悪化したり再発しても辛いのは父なんだし、もう好きなようにすさせればいいのでは？その結果どうなろうが、知ったこっちゃないぞ。

そう考えたら少し気持ちが軽くなった。

これが大好きだった母なら、こんな風に気持ちを切り替えられず、もっと苦しんだはず。

父よ、サンキュー！