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「寄り添う」気持ちについて
小山さんへ
今朝は久しぶりにエナジードリンクを飲みました(⌒-⌒; )
だんだん寒くなってきて、入浴介助の半袖半ズボンが億劫になりますが、頑張りたいと思います。
小山さんからの日記の返事を読んで、今朝は元気が出ました。ありがとうございます!
思いを認めてもらうことがこんなに励みになるとは!と自分事になって強く思います。
わたしもご利用者さんに対しても、周りの人に対しても、相手の気持ちに思いを傾けて受け止められる人になりたいです。
昨日は現場で、寄り添うことについて改めて見つめ直す出来事がありました。
シェアさせてください。
○○
昼食の後片付けなどがひと段落し、おやつ準備まで20分間。大きなレクリエーションをするには時間が中途半端だな…と思いながらも、食席でする事がなく座っているだけのご利用者さんに何かできないかなとCDをかけました。
美空ひばりさんの愛燦燦
イントロが流れた瞬間に、ご利用者のYさんの表情が一転。
口をギュッとつむり、顔を真っ赤にして肩を揺らしながら目にはいっぱいの涙
びっくりしましたが、なんとなく今は声をかけない方がいいような気がして、ただ隣で背中に手を置きながら一緒に聴きました。
Yさんは美空ひばりさんが大好きだと以前聞いたことがありました。イントロのものの数秒で涙を堪える姿をみると、思い入れのある曲を聴き、様々な思いが溢れ出たのかなと感じました。
タオルを渡すと涙を拭くYさん。
遠くを見つめながらやっと絞り出した言葉は「死にたい」でした。
その時わたしも何だか涙が出てしまい…
なんて言ったらいいのか、でも自然と「ごめんね」そんな言葉が出ていました。
毎日言葉を交わし合い、一緒に時間を過ごしているけれど、Yさんが発する言葉の重みや、時間の流れ方、感じ方ひとつひとつが自分の想像をはるかに超えるYさんの心情を表しているように感じました。
ただこんなに近くいるけれど涙を流すYさんの心情を思うと、自分がとても遠いところにいるような気がしました。
ただ、私たち職員にとっては何気ない1日も、ご利用者さんたちにとってはとても長い1日と感じるのかもしれない。声をかけられて「ちょっと待ってて!」なんて忙しさからつい出た言葉の先に、ご利用者さんの紡ぎ出した言葉があったかもしれない。
現場の忙しさの中では、細かいことを!と周りから思われてしまうかもしれませんが、、
小さな事こそさらに目を向けられるようになりたいと感じる出来事でした。
ご利用者さんの気持ちに寄り添いたい、また改めて思い直すことができました。