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介護現場『チームケアの醍醐味』とは?
こんばんは!ikedaです!
以前、有料老人ホームで働いていたときに出会った先輩からの学びと、そこから考えたことをシェアしたいと思います。
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この施設で、いつもテキパキ仕事をこなす憧れの介護士A先輩に出会いました。
介護経験も長く、介護技術もとても参考にできる先輩です。フロアをチームで回すというより、先輩のワンパワーでどんどん一人でテキパキこなしていく印象でした。
わたしは、先輩に「Aさんはイライラしたり疲れたりしないんですか?」と聞いたことがあります。
「わたしも以前はイライラしたりすごい疲れたよ。なんであの人はやらないんだろうと耐えられないこともあったけど、今は何も期待しないようにしてる。そんな中でナースコール1つでも取ってくれたらありがとう、ラッキーだと思うようにしている」と。
その時に、先輩の考え方にすごいなと思ったと同時に、介護現場のチームワークの限界?を感じたような気がしました。
先輩はどこかで諦めてしまった?のかなという印象も受けました。
チームケアの醍醐味とは・・と考えながら、多様な介護観を擦り合わせながらチームとして取り組む難しさも感じました。
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自分は介護士になりたての時に、ご利用者に「お姉さん。」と言われたけれど、先々の業務に思いが走り、気が付いたら聞こえないふりをしてしまったことがありました。
「寝たい」というご利用者の声を聞いて、他職員に「○○さん、寝かせてきます!」と言うと「あと30分でおやつでしょ!」と言われて、私はその声を押し切ってまでご利用者主体には寄り添えず。。
その時に、介護をするって、優しい気持ちだけじゃできないんだ。業務もこなさなければいけない狭間で、ご利用者に全てこたえられるわけじゃない、これも含めて介護なのか。。。と新米の20歳なりに沢山のことを感じました。
目を瞑る数だけ、理想の介護とは離れていき、なりたい自分から遠ざかり。。。
今は、職員主体でケアに当たってしまった数々の場面を教訓にして、ご利用者に向き合うよう心がけています。
自分の中で大切にしたい介護観も芽生え、違和感をそのまま受け入れなくていいんだと思えるようにもなりました。
しかし、職員主体のやりとり、状況は今も変わらず現場に根強くあります。
現場の根本を変えたい。
チームケアってもっと楽しいはず。
チームワークが発揮されたらもっと良いケアができるのでは。
みんなの多角的な視点と協力で、現場や私たち介護者はもっと成長できるはず。
チームで取り組むケア現場の可能性をもっと広げたい、見てみたい!
そう思いながら私は介護施設を選びずっと働いています。
しかし日々、力不足だと感じています