高齢犬の詳細なデータを人工知能にICFで分析して貰うと?
先日、人工知能の「Bing」に、ご利用者の状況をICFで分析して貰い、ご利用者の状況を多角的に捉える事が出来ました。人工知能は介護分野で優秀だと思いました。
ただ、この手法には問題もあります。「Bing」はこちらからの情報であるプロンプトが外部のサーバーに行ってしまい、人工知能の血肉となる、という仕様なので。個人情報を入れればそれが筒抜けになってしまいます。
でも、これだけ優秀な人工知能なのですから、もっと詳細な情報を入力すれば、もっともっと有益な答えが返ってくるのでは無いでしょうか。その誘惑に抗う事が出来ず、実験を試みるのが、今回の企画になります。詳細な個人データや病歴を披露するのは、我が家の高齢犬のチワックスになります🐕
10歳のメスのチワックスAちゃん。
体重は3キロ弱の超小型犬です。
ダックスのお母さん、チワワのお父さんの間に生まれました。4人兄弟で1番小さい子でした。
生後3ヶ月で家に迎えました。
体は小さいけど気の強い性格。でも、家族が楽しそうに食卓でご馳走を食べていると、ショックで体調を崩していました。また、家族が外出してお留守番させると、抗議行動でトイレ以外にオシッコしていました。
寂しいのかな?と思い、チワックスの3歳年下の弟を迎え入れました。
弟犬と仲良くなってから、Aちゃんがトイレ以外にオシッコをする事はほとんど無くなりました。
5歳くらいから歯槽膿漏になりました。嫌がるAちゃんに歯磨きをするのが日課になりました。
6歳くらいで歯が抜けたり、上顎に穴が空いて膿が出る様になりました。8歳で動物病院でスケーリングとグラグラの歯の抜歯の手術をしました。
その時、レントゲンを撮った獣医師に言われたのは、Aちゃんの顎の骨が、歯槽膿漏で脆くなって折れているので、もう歯磨きはしない様に、という事でした。それ以来、Aちゃんの歯磨きは一度もしていません。
歯槽膿漏の治療の手術の後、Aちゃんは術後膵炎になってしまいました。危ない状態でしたが、毎日点滴に通って、無事に回復する事が出来ました。
9歳くらいから尿漏れする様になり、10歳で家の中ではドッグサークル以外ではオムツで生活する様になりました。
10歳の時、噛んで食べずにいつも丸飲みのAちゃんは、良い匂いがしたのでしょうか?猫のシステムトイレの木のチップをお腹いっぱい丸飲みしてしまいました。チップはお腹の中で膨らんで、吐こうとしても少ししか吐けないし、消化しようにも腸で詰まる心配がありました。
獣医師と相談して、Aちゃんは緊急手術で胃の中のチップを全部取り出して貰いました。
猫のトイレの猫砂は、木のチップから紙の砂に変更になりました。
現在10歳のAちゃんは、尿漏れ対策にオムツをしていますが、ご飯をよく食べて、毎日お散歩をして、元気に暮らしています。
Aちゃんの状況をICFでどの様に説明出来るのでしょうか。人工知能の「Bing」に入力してみました。
ありがとうBingって感じです。愛犬のアセスメントが出来たようで、今まで悩みながらやってきたことが、クリアになった気がしました。人間でも、これくらい事細かに個人データを入力して、アセスメント出来たら良いのにと思います。介護分野に特化した、匿名で個人情報を入れても安全な人工知能があれば良いのに、と思います。科学的介護情報システム(LIFE)に介護現場から情報を入力しているそうなので、少し調べましたが、こちらは人工知能とは全く別物の様です。
Microsoftの無料の人工知能である「Bing」については、こちらにも記事を書いております。ご参考に添付します。
何でも聞ける!絵も描ける!Microsoftの人工知能は無料なのに凄い!!