見出し画像

模擬試験の解説授業で気づいたこと①

こんにちは。
日本語教師で介護福祉士の内藤です。


毎日noteを更新中!!

今回は先日行った、介護福祉士国家試験の
模擬試験の解説授業についてのお話です。

外国人向けの解説授業を行いました。
1日6時間の特別授業です。

全125問、全ての問題を解説するのは
時間的に厳しいので、
間違いが多かったところのみを解説しました。

間違えが多かったところを分析したところ、
意外なことに気が付きました。
ーーーーーーーーーーーーーー
どの科目が間違いが多かったと思いますか。

私は『社会の理解』の間違いが多く、
外国人の方が苦手意識をもっているものだと
思っていました。

確かに間違いは多く、
苦手意識もあるような印象を受けましたが、
もっとできない科目がありました。

介護過程です。
ーーーーーーーーーーーー
介護過程と言えば、ちゃんと勉強すれば
得点源になる科目だと考えています。

全体の受験者の正答率も高い科目でした。

ですが、外国人受験者の正答率はかなり
低かったのです。

面白いデータですよね。

全体の受験者の正答率が高かったのは、

あまり勉強しなくても常識的に
文を読めば答えが導き出せる問題

それなりにあるのが介護過程です。
ーーーーーーーーーーーーーーー
解説をしていて、学習者は介護過程の
知識はあるような気がしました。
アセスメント→立案→実施→評価など

知識はあるものの、問題となると

日本語が理解できずに
間違えてしまっている

そんな印象を受けました。

例えば、優先、切り離す、到達時期、着目、
抽象的などなど

得点源なのに日本語がわからず
間違えてしまっているのは
もったいないと感じました。

こうしたところのサポートは、
我々、日本語教師にしかできないことだと
感じます。

しっかり点を取れるところで取って、
合格できるようにサポートしていきたいですね。


東京都福祉局の事業【KaiTo】に、
私が制作した動画コンテンツを
提供しております。
動画を見ながら『介護の基礎知識』を無料で
学ぶことができます。
介護を学ぶ外国人の方がいらしたら、ご紹介ください。
お役に立てれば幸いです。


外国人介護士のキャリアップには、
日本語教師のチカラが必要です。
「介護の日本語」専門日本語教師養成講座、
私が講師を担当しております。
よければ、詳細ご覧ください。



いいなと思ったら応援しよう!