かなえたい夢
こんにちは。
日本語教師で介護福祉士の内藤です。
今回は『かなえたい夢』についてのお話です。
私は日本語教師歴10年越えの日本語教師
ですが、現在、介護施設に勤務しています。
どうして日本語教師が介護施設で
働いているのかというと
実務者研修の講師になるためです。
実務者研修とは介護福祉士になるために
必要な研修です。
介護福祉士になるために実務者研修を
受ける外国人介護スタッフが増えていますが、
この研修をきっかけに、介護福祉士になることを
あきらめてしまう方が一定数います。
実務者研修は日本人でも苦戦するようなことを
学びます。
私も実務者研修を受けましたし、研修のお手伝いを
していたこともありますが、
何の準備もない外国人が理解できる研修ではありません。
私の教え子でJLPT(日本語能力試験)のN1を持っている方が
実務者研修を受けた際に、先生の言っていることが
さっぱりわからなかったと言っていました。
JLPTのN1とは日本語能力試験で一番レベルの高いものになります。
英検に例えると1級です。
ホスピタリティーがあって、熱意のある外国人スタッフが
難しすぎる日本語を目の当たりにして、介護福祉士に
なることを諦めてしまうのは非常にもったいないことです。
そこで、私は実務者研修を受けて挫折してしまう
熱意ある外国人介護スタッフをサポートするために
私が実務者研修の講師になりたいと思い、
現在、介護施設で働いています。
日本語教師が実務者研修を行えば、
必ず、外国人介護スタッフが理解できる
言葉で話すことができますので、
安心して研修に参加でき、
日本語の難しさから挫折させることはなりません。
実務者研修の講師になるためには介護福祉士に
なってから介護現場の経験が5年必要だそうです。
私はあと3年、現場の経験が必要になります。
いま外国人介護スタッフと一緒に働きながら
実務者研修の講師になることを目標に
頑張っています。
介護の仕事をしながら日本語教育の仕事も
続けていますので、ダブルワークで休日とよべる休日は
ほとんどありませんが、夢のために頑張っています。