肝陰虚とは何でしょうか?
肝陰虚とは
肝の(津液)が不足し、滋潤作用と寧静作用の低下により起こる病証
肝の機能失調と陰虚による症状が同時に起こると考えます。
肝陰が不足すると
津液の不足により、目を潤すことができず、目の乾燥感やゴロゴロ感もくじゅう(目渋)が起こることがある。
ドライアイなんかもそうですね。
また、筋を滋養することができないと転筋(筋肉が引きつる事)になります。肝陰虚に比べると肝血虚のほうが強く表れる。
陰虚により虚熱が生じる
陰虚により、ほてりやのぼせが起こる。
盗汗
盗汗とは寝汗の事
⭐睡眠時は覚醒時に比べて、多くの陰液が臓腑に集まります。臓腑を滋養するため、全身に陰が巡らず陽が強くなり陰熱が強くなるので寝汗が起こる
舌脈所見
舌は舌質紅(ぜっしつこう)なので熱がある熱証の現れです。
熱証により津液が損傷されるて舌苔少(ぜったいしょう)となる仕組みになります。
陰虚のため脈細数(みゃくさいさく)となる
脈細数とは脈が細く速い状態ですね。
◯肝血虚と肝陰虚の違いは熱があるか?
舌においては血虚は色が薄く⚪陰虚は赤い🔴
脈は同じく細いが陰虚は熱があるので速い事になります。
違いをしっかり理解しましょう。
次回は気滞の説明をしていきます。
ご一緒に勉強していきましょう!。