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想いの種

手のひらにのせた想いが
突然風に飛ばされた
残った想いを飛ばされまいと
強く握った拳
風がおさまり開いたら
想いは見事に潰れてた

月日が過ぎた とある季節
歩いていると道端に
芳しき綺麗な花
あの時飛ばされた想いが
ひとりでに育ち花を咲かせてた

握り潰してしまった想いも
飛ばされてしまった想いも
なくなった訳じゃなかった

心に想う種を植えてたなら
どんなに月日が経とうとも
私が探しさえすれば
きっとどこかでその花は
清らかな想いで咲いている

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