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「imprint(インプリント)」は、活版印刷所「KNOT LLETTERPRESS PRINTING」にゆかりのある方々にお話を伺い、活版の魅力、仕事の取り組み方、考え方など、クリエイティブの源を探るインタビューマガジンです。
 
ものをつくる過程には、いくつものステップや要素があります。事前のリサーチや情報の整理、アイディエーションをはじめ、色や形、素材の知識、社会への関心、さらには、その人がこれまで経験したことや価値観、生きざまだって大きく影響してきます。こうした要素が違えば、同じ案件でもまったく違うものが生まれるのが面白いところです。 

活版印刷で組版をするとき、活字の周りには文字間や行間を調整する「コミ」や「インテル」がびっしりと詰まっています。これらは活字を固定し、美しく印刷するために欠かせない存在ですが、印刷物に現れないため、その存在に気づく人はほとんどいません。

デザインやアート、写真、コピーワーク、建築、伝統産業、農業など、さまざまな仕事にも同じように、表には見えないけれどクリエイティブを形づくる「見えない力」が隠れているはずです。
 
インタビューを通じて、その「見えない力」を知り、クリエイティブの源や根っこに触れてみたい。そして、ものをつくり出す楽しさ、苦しさ、喜びを伝えたい──そんな思いから「imprint」は生まれました。

クリエイターたちの多様な視点に触れることで、世界やものの見方がより鮮明になり、世界がもっと美しく、楽しく感じられるはずです。しばし、クリエイティブへのまなざしを探るフィールドワークにお付き合いください。

imprint:(押してできた)跡、(書籍の)奥付け、心に強く印象づける

メイン写真は、cottonbro studioによる写真


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