AllGlyphs 全フォントリスト共有を追加
私の iPhone / iPad 用無料アプリ AllGlyphs(オールグリフス)をバージョン1.3にアップデートしました。
全フォントリスト共有機能を追加しました。
全フォントの情報をカンマ区切り(CSV)またはタブ区切り(TSV)ファイルで共有します
このリストは各フォントの『Family name』『PostScript name 』『Full name』『Version』『Glyph Count』の一覧です
『全グリフ表示』または『PDF制限解除』どちらかApp内購入で全フォントの情報を共有します
制限解除していない場合はサンプルデータを共有することができます
全フォントリストを使うと iOS のアップデートにともなうフォントの追加変更を確認できます。
iPad での実行画面です。
【リストボタンを追加しました】
「リスト」ボタンで全フォント一覧リストを画面で確認できます。
AllGlyphs は SwiftUI アプリです。
もちろんこのシートもコードは SwiftUI で記述しています。
ファイルは CSV と TSV を切り替えできます。
共有するファイル名にはOSバージョンを含みます。
例:『AllGlyphs_iPadOS15.3.1_AllFontList.csv』
CSV と TSV ファイルは Numbers アプリなど表計算アプリで確認できます。
iOS 14.4.2 と 15.3.1 のフォントを比較するといくつか違いがありました。
Xcode の FileMerge アプリを使っています。
絵文字フォントが 3797 グリフから 3902 グリフに増えていることがわかります。
一方 Apple Symbols はグリフ数が少なくなっています。
iOS 14.4.2 と 15.3.1 を比較すると CSV ファイルには9つの違いがあります。
グリフ数(文字数)の増減、Courier ファミリーの削除(Courier New ファミリーは変更なし)、Helvetica Neue ファミリーと Hiragino ファミリーのバージョン変更、Kefa フォントのグリフ数増加、Menlo ファミリーと Noteworthy ファミリー Noto Sans Myanmar ファミリー PingFang ファミリーのバージョン変更です。
iOS 15.4 でも絵文字の追加が予定されています。
どんな絵文字が追加されるか AllGlyphs で確かめてください。
⚠️AllGlyphs では実行中の環境の全フォントのリストを共有します。
OSをアップデートした前後で比較するには、現在の全フォントリストを保存してください。
このアップデートのテスト中に OS を表示する API「systemName」が少し変わって、iPad では「iPadOS」を返すように変わったことに気づきました。
詳しくはこちらに書きました。