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2024年8月

2024/08/01
映画をチームで観に行く。
途中エコノミー症候群みたいになった。半年ぶりの映画館だった。
デートでよく映画館に行っていたのだけど、デートする相手もいなくなって、いまは会社の大切な仲間と映画を見ている。
どちらも幸せだと思う。

2024/08/02
中田敦彦のゼノ、というカードゲームにハマり、チャミスルと共に朝6時まで飲んだ。
ナンジャモンジャとカタンの次に、私が勝てるカードゲームかもしれない。

2024/08/03
川で放流釣り。
暑すぎて朦朧としながらマスの塩焼きを食べる。
夜は中学の頃泊まったコテージのようなところで飲み、鬼怒川から引いているだろう温泉に入る。
女の子と長風呂しながら話している時の幸せは、女の子にしかわからないのかな。

2024/08/04
帰ってきて爆睡。
ライジングインパクト、という小学生が330ヤードも飛ばすゴルフアニメを見た。

2024/08/05
またチームで飲んだ。
大崎の『さんご』は家族経営をしている定食屋で、夜になると居酒屋になり、おふくろの味のつまみを出してくる素敵なお店。

2024/08/06
初めて町田商店に行った。
ライスに辛い味噌と漬物を乗せて、ラーメンの汁に付けた海苔で巻いて食べるのが王道らしい。
これやらないのは罪だよ、と言われながら390円のビールと流し込む最高の脂質。

2024/08/07
フットネイルをしてもらって、ずっとネイルお休みしてたけどやっぱりかわいいな、って思った。
キラキラは正義。

2024/08/08
元チームの部下に弱音を吐いた。
「『半年で人は生まれ変わるから大丈夫』って、綾乃さんの言葉ですよ。」
って言われて、そんな打ち返し方できるようになったのー!?って、なっちゃった。確かにそうだね、血も細胞も骨も、半年あればほとんど生まれ変わるとかって言いながらのしのし歩いてた時もあったよね、アタシ。

2024/08/09
取引先と朝5時まで飲み明かした。
なぜ私を可愛がってくれるのか、わからない。記憶を無くさぬよう一生懸命に飲んだけれど、取引先と別れてからの記憶はない。

2024/08/10
部下が係長になった。
かけた時間や愛した時間があるからより、嬉しくてたまらなかった。

水星の逆行の期間だからかわからないけど、ここのところ昔の人からの連絡がよく来る。
「久しぶりに会おうよ」なんて、昔と同じ私を期待しているのだろうか。あなたたちに夢中で、連絡に心躍ったりして、めかして会いに行っていた頃がたしかにあった。
それでも今、何もかも変わってしまった気がする私とあなたで、どんな話ができるのか少し興味があるけど、なんとなく全員、会う気にはなれない。

2024/08/11
実家に帰ってきた。
昨夜昇格祝いでしこたま飲んでいたので夕方過ぎに、最寄りに着いた私を妹と母が迎えにきてくれた。
ロールキャベツが食べたいと言えば、コンソメ味のロールキャベツを作ってくれた。少し太めに切られたきんぴらと、はまぐりのしぐれ煮。
蟹のような太いカニカマ、数の子のワサビ漬け。私が一人暮らしで買わないものがたくさんあるのに、全て馴染んだはずのものだった。

自分の部屋がない実家は少しだけ居心地が悪くなっていて、そうやって故郷に居場所をなくすんだなとか大層なことを思いながら、眠りにつく。

2024/08/12
湯楽の里という温泉に行った。
母親の体型はかつてのおばあちゃんとそっくりになって、手の皺の数もおばあちゃんを思わせた。
サウナの後、水風呂に入るのが好きだった母は、もう水風呂には入れないと笑いながら寝転び湯でイビキすらかいていた。親の、できないことが増える。それを帰省のたびに感じるようになった。

外から吹く風が、東京では感じられないほど気持ち良かった。思えば「風が気持ちいいね」なんて東京ではあまり言わない気がする。

2024/08/13
映画を見ていたら母親が西瓜を切ってくれた。
すいかのにおいを感じながら、明け方まで戦争映画を妹と見る。
朝仕入れたという西瓜は本当に甘かった。食べやすいようにフォークで刺して食べられる形に切られた、少し塩を振られた西瓜は愛情の形をしている。

母親の肩と腰に湿布を貼る。自信が大事だとか好きなように好きな人みんなと上手く付き合ったらいいと堂々と背中を押してくれた母はそこにはいなくて、弱々しく薄い皮膚と脂肪に包まれていた。
明日私は東京に帰る。

2024/08/14
東京に帰る前に海に行った。館山の海は神奈川のよりも人が落ち着いていて、良かった。
海に入ると肌が乾燥すると良く言うけど、私はなぜかスベスベになる。塩分が体の余分なところを全部洗い流してくれるからだと思っている。余計なことを考えたり、うじうじ悩んだりする気持ちも、強引に海に洗い流されるような炎天下だった。

2024/08/15
フィンランドにはソリチュードといって積極的な孤独を楽しむ、という単語があるらしい。休みの日に1人でいることを決めてゆっくりすることだろうか。

生まれてはじめて競艇をして競馬をした。
馬の筋肉がムキムキで面白かった。

2024/08/16
お盆の中日も働きに会社へ。
台風も相まって水を打ったように静かな会社。
嫌いじゃない。
台風は大したことなかった。

2024/08/17
静岡の白浜へ。
海が綺麗すぎてとっても感動した!
TinyBaseに再訪。グランピング施設でリピートしたのははじめて。
2時ごろまで騒いで飲んで、食べてサウナ入って、とにかく楽しくて永遠にこの時間が続けばいいと思った。

2024/08/18
帰りは釣り堀でマスを釣った。
この前行ったところよりもずっと釣れたし楽しかった。

ひどく美味しい蕎麦を食べに行きたい。

2024/08/19
ママチプという新橋の韓国料理へ。
カンジャンセウ(生エビ)を食べて優勝。

2024/08/20
初心、覚悟と書かれた付箋を同期がパソコンに貼っていた。
新卒みたいと笑いながら私も付箋に「笑顔」と書いて貼った。部下には「即レス」と「誠実」と書いた付箋を貼らせた。

2024/08/21
後半の子にサシのみを誘われて飲みに。
基本サシのみが好きだけど、3つ以上下の子との関わりが今までない人生だったのでとっても緊張した。
怖けずに先輩をサシ飲みに誘うとこが私に似ている気がして親近感が湧いた。

2024/08/22
蕁麻疹が止まらない。
入社したての一年目、毎日蕁麻疹が出て困っていたのだけどあの時よりも頻繁に出る。
蕁麻疹には基本原因が特定できなくて、しかも飲む薬は花粉症とかのアレグラと一緒の抗ヒスタミン剤なので酷く眠くなる。
ストレスなのか、疲れなのか、食べ物なのか。

2024/08/23
THE SINGLEという1対1の相席屋に行ってきた。
めちゃくちゃコスパのいいマッチングアプリみたいだったし、ビジネスモデルに酷く感動した。
1対1だとしっかり話すからご飯がいらない(在庫を抱える必要がない)し週末は男性20分3000円、かつ完全予約制なので売上を読みやすい。
そんなふうなことを考えながら相席してることがつらかった。ピ。

2024/08/24
ゴルフレッスンをして、明日の初ラウンドゴルフに備える。江戸川は花火大会だったらしい。

2024/08/25
ゴルフに行く道で虹を見た。
ゴルフのスコアは175だったけど、一緒に回ったメンバーが楽しすぎて本当に楽しい日になった。

2024/08/26
クインケ浮腫という蕁麻疹がでて、ひよこみたいな唇になった。
蕁麻疹がここ2週間毎日でていて、薬で抑えていたのだけど、唇に蕁麻疹が出るのは初めてで、薬を飲んでも腫れがひかないのも初めてだった。
たぶん疲れやストレスを感じているわけでも、変な食べ物を食べた記憶もない。

2024/08/27
ワガママな女の子って
可愛くて、羨ましくて、憧れだけど
自分がもう自分ではどうしようもないくらいワガママなれないとわかっているから大好きにはなれない
私をベタベタに甘やかしてくれる優しい人がいたらななんて思ってるから「あんたは王子様待ちなんだね」って
あの日私は言われたんだなって今更思った。

2024/08/28
ワーケーションが可能な会社は、3週間海外からリモートで勤務してたりするらしい。
羨ましい、私もそちら側に行きたい。

2024/08/29
風邪を引いている。
最近シャワーも浴びずにベッドの上で気絶して朝5時とかに起きることが増えた。なんとなく休まらない気持ちになる。
今日で水星の逆行が終わる。
この1ヶ月起きた嬉しかったサプライズも煩わしかったサプライズも、全部水星のせい、コミュニケーションミスなんだろうか。

2024/08/30
器用な人が好きだけど
裏表がない人がいいなとおもう、私にはああ言ったのになみたいな場面に遭遇するととても悲しくなる。2面性を使い分ける器用さじゃなくて、筋が通った自分でどの場面でも勝負できる器用さに憧れたい。

2024/08/31
振り返れば今年の夏は、今までで1番楽しんだ夏だったかもしれない。
フィリピンの海にカジノ、白浜、館山の海、グランピング5回、サイクリング、川。
手持ち花火、蚊に刺され、スイカ、ゆでとうもろこし。
盛りだくさんだった、苦手だった夏が少しだけ夏を好きになった。
ひと夏の間に恋があったっていい。

予想もしなかったようなところから殴られたような気持ちになった出来事がある。中学時代の親友を亡くした。ニュースで友達の訃報を知るようなことが、私の人生に起こるなんて考えていなかった。
全くもって自分のことしか考えていなかった話ではあるが、自分のことに精一杯で、今の私の生活に触れない存在と場所で何かが起きても動じないと思っていた。今回のことに酷く動揺している自分にびっくりした。
うまく言葉がまとまらない。
言いたいことはたくさんあるのにもう伝えられない、大切な人を亡くした時でも、泣いても笑っても明日は来てしまう。私は私の人生をやるしかない。
久しぶりの旧友と件について電話をしたりした。友人の死をきっかけに取り戻すような友情を持ち合わせている私を、神様が見ているなら減点するだろうか。今の私から見えないところで生きている、私が好きなひと、好きだった人、みんな幸せでいてほしいよ。

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