随筆10
いつのまにか9月だった。
ということは入社して5ヶ月も働いているみたい。
それで23歳になった。
今年の誕生日こそは恋人と過ごしたいな、なんて思っていたけど無理だったし、普通に仕事でした。
新しい生活を求めて引っ越しをした。
前に住んでいたところを少し洒落た感じにしたら、今住んでいる街になる。
住んで1週間も経たないうちにGの赤ん坊に出会った。親玉に出逢ったら失神してしまう気がする。
帰り道、秋の匂いがする、点々とする街灯を辿って帰る商店街の静まってるかんじがすき。すれ違うのはいつも洒落たカップルやダボっとした服を着てスケボーを片手に歩いている男の子たち。
同じ空気を吸っているんだな、と思いながら、”新しい生活”を感じている。
仕事は思っていたよりも面白くて、14時間くらい居るオフィスもそこそこ居心地良くやれているけど、「ここじゃない私」は常に考えてしまう。
全部投げ捨ててフィンランド にでも移り住みたい気持ちは未だに持っている。そういう自分に安心する。
22歳、それまでの過ごし方を考えればあんまり旅行をしない、動かない1年だったように思う。
でも、納豆が食べられるようになった。
初めて食べる果物(チャボチカバ)に出会った。
大きな病気をふたつした。
引っ越しをした。趣味の写真アカウントで色々な人と関わった。初めてアニメイトに行った。ブルーライトメガネを買った。ネイルを初めてスクエアにした。
本当に久しぶりに会いたい人にも会えた。
新しいことはたくさんあったし充実した一年だった。
社会人になったのが、一番大きいなあ。
社会人になってから久しぶりに人に会うと、顔が変わったねと何人かに言われた。
良い顔、になっていることを願います。
だらだら書いちゃったけど読んでくれたひといるかな、ありがとう。
なんて書いてたら、新居の最寄りを乗り過ごした。
皆様、23歳になっても、よろしくおねがいします。