かいち渾身の読切漫画『Decade(ディケイド)』 後編
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Decade(ディケイド)を最後までお読みいただきありがとうございました。
ボクは漫画家志望として6年間漫画を描いてきました。この漫画はその6年間で培ったもの全てを込めて描いた漫画です。それまで描いてきた上っツラだけの漫画とは対象的に、これでもか!というくらい〝自分〟というものを込めました。
26歳という年齢に差し掛かり、周りの夢追い人は次々と夢を諦めていきまいした。
「自分に才能がないことはわかってる。」
「たいして努力をしてきたわけでもない。」
「やっぱり自分も夢を諦めるべきなのか。」
「でも本当にそれでいいのか。」
何度も、何度も、何度も、自分と対話し悩み葛藤しました。
でも、返ってくる応えはいつもひとつ。
そんな心情を全てこの作品にぶつけました。自分を作中に込めるということが、これほどまでに恥ずかしいことは思いもしませんでした。
しかし逆に、これほどまでにいい漫画になるとも思っておりませんでした。
それまで描いてきた「友情」「努力」「勝利」のようなものをテーマにした
内容の薄っぺらい漫画(あくまでもボクが描いてきた漫画の話です。)よりも、よっぽど深みのある漫画が描けたかなと思います。
この漫画をお読みいただいて少しでもボクの想いが伝われば幸いです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
かいち
『Decade(ディケイド)』を楽しんでいただけたのでしたら幸いです。
こちらの漫画自体は無料で公開しております。
代わりにといってはなんですが、あとがきを有料で販売しています。
Decade(ディケイド)の制作秘話とともに、ボクの幼少期の育ち方、今までの人生観を織り交ぜたあとがきを、500円で販売しております。
ボク自身の10,000字以上にわたり赤裸々に語っています。
Decadeは原稿用紙にすると48ページ分。全てボクひとりで仕上げました。作画には4ヶ月かかっております。
『Decade(ディケイド)』に価値を感じてくださった方、「10,000字のあとがき」に興味がある方は、ボクへの応援の意味も込めて、10,000字のあとがき、『ボクが漫画家の夢を諦めなかったのは…。』をお買い求めいただけたらと思います。