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諦めなければ夢は叶うを信じ切る
「諦めなければ夢は叶う」
なんて言葉を信じ切れる人は、どれだけいるのだろうか。
25歳を過ぎたころ、周りにいた同年代の夢追い人は次々と夢を諦めていった。漫画家志望、歌手志望、芸人志望、声優志望。25歳という年齢がひとつの区切りになるのは、就職しづらくなるといった社会的問題や、若い方が活躍の場を与えられやすいといった業界的問題が原因だろう。
「諦めなければ夢は叶う」と信じてやまなかったぼくは、周りから夢追い人が離れていくのが悲しかった。1人、また1人と、夢を諦めた旨をぼくに告げていった。アルバイトを辞めて就職した人、実家に帰った人、結婚した人、いろいろいた。ただただ、悲しかった。
ぼくは社会の常識には鈍感な方。だからといって全く気にしないわけでもない。26歳になり、周りに夢追い人がすっかりいなくなって、自分に限界を感じたとき、初めて真剣に夢を諦めるかどうか考えた。それくらいには敏感だ。
結局諦めないことを選択したのは、「諦めなければ夢は叶う」と信じたかったから。誰に何を言われようが、ぼくの人生はぼくにしか歩めない。
先日、仮面ライダーになるのが夢の俳優さんとご飯にいった。こまっちゃん(小松原康平)という22歳の青年だ。25歳までに仮面ライダーになると豪語している。
彼がぼくの渾身の作品、『Decade(ディケイド)』を読んでくれて猛烈に感動していた。「映画にして主役を演じたいです」と言ってくれたほどだ。よほど心に刺さったのだろう。ぼくがとてつもなく嬉しい氣持ちになったのは言うまでもない。
『Decade(ディケイド)』は、音楽でプロになることを夢見て活動している青年が、26歳になってもなかなか夢を叶えられず、10年前に戻って人生をやり直す話だ。
この作品には、ぼくが25歳、26歳当時に味わった感情を全て詰め込んだ。夢を諦めそうになっている人と、夢を諦めていった友達に対して、「おれはまだまだ諦めないよ」というメッセージを込めた作品だ。
22歳仮面ライダーになることを夢見ているこまっちゃんには、思うところがあったようだ。
彼が『Decade(ディケイド)』を映画化したいと言ってくれたことが、妙に腑に落ちた。ぼくの最大の夢は、作品の多角展開。ぼくの生み出した作品を映画化、アニメ化、舞台化、さまざまなエンタメに昇華させて、ありとあらゆる人に作品を届けることが今のところの最大の夢だ。
どうせ作品の映画化を叶えるのだから、映画化する作品は明確にした方がいいよなと考えた。これから様々な作品を生み出していくのだが、『Decade(ディケイド)』を一つの映画化の目標に置いてもいいのではと考えた。
こまっちゃんが主役を演じてくれるといっているのだから、夢のある話だし、何より、ぼく自身、この作品には思い入れが深い。映画にすれば、夢を諦めていった当時の友達にも届けられる。
本気で目指してみようと思った。『Decade(ディケイド)』の映画化を、こまっちゃん主演で。
諦めなければ夢は叶う。ぼくは多分、これからもこの言葉を信じていくし、伝えていく。『Decade(ディケイド)』の映画化も、諦めなければ叶うはずだ。
諦めない。
そう決めたら、後はやるだけだ。
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